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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


☆このブログの本拠地は
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黒岩重吾著「夜の羽音」・短編集「真昼の闇」より

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角川書店・昭和59年6月30日初版発行
読了・2019年2月22日

一気に読めた。一人称書き。
パリ・モンマルトルが舞台。

黒岩重吾は犬が好きと見えて、犬が2匹登場する。

順調なだけの人の人生を描かず、絶えず危険な世界へ、
闇に光を射すように読者を導く手腕は、並のものではない。

強烈ではあるが、作家の肥大した自我がなく、
暇を持て余し、書いた文章ではない。

私の人生でおよそ経験出来ない事を、
息をするもの忘れるくらいに集中させて読ませる。

この作品は、同じパリに暮らしても正反対の世界に、
でも生命がけで生きていらした田中希代子さんの写真を添えよう。
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重吾の文筆も、田中希代子さんのピアノも、
私には同次元の芸術と受け取ることができるから。


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# by mhara21 | 2019-04-25 09:21 | エッセイ | Comments(0)

味覚障害

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食べ物・飲み物が刺激になり、舌の上に錆びた小さな釘が多数。
その味をかみしめるような毎日。
脳にずっしり届く苦しみが続く。
嗅覚が鋭敏になり、部屋にいても化学物質の匂いを嗅ぎ分けてしまう。

2000年初めに、味覚障害のことがわからず、
調理したものは他の人が食べて「なんともない」と教えてくれるまで、
「毒(化学物質)が入っている」と捨ててしまったこともあった。
その後、化学物質過敏症の症状に「味覚障害」があることを知り、
ようやく訳がわかったのだ。

グールドの恋人は、グールドが彼女の作った料理に
「毒が入っている」というので閉口したと書いていた。

グールドは薬を多量に服用していたから、
自然に化学物質過敏症になっていたのかもしれない。

1950年代に、水道の塩素を嫌い、
ミネラルウォーターしか飲まない人だったから、
化学物質に超過敏だったことが推察できる。

症状をなくすには、体内に滞留している化学物質を体外に出すこと。
便秘をしないこと。
ところが、空気が汚れていて、呼吸からも入って来て、
肺から血液を通して体中を巡る。

弱った時に頭で鳴る音楽は、意外にもラフマニノフのピアノ協奏曲3番の冒頭。
不安感のモティーフが私の気持ちにぴったりだから浮かんで来るのだろう。

農薬というものは爆弾と原料が同じ。
軍需産業の人達が新たな金儲けとして、
世界中に農薬を買わせ撒き散らした。
イタリアの農業も農薬公害に気づいて止めたら
畑の周囲に自然が戻ってきたということ。
化学物質も食品添加物も難病を招いている。

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# by mhara21 | 2019-04-23 11:34 | エッセイ | Comments(0)

お気に入りのCD2枚

・ヘフリガー「日本の歌曲を歌う」(ドイツ語訳による)
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エルンスト・ヘフリガー(1919年7月6日 - 2007年3月17日)
スイス東部のダヴォスに生まれたテノール歌手。

端正で控えめながら、行き届いた美声と歌唱力。
この録音のプロデューサーは息子・ミヒャエル。
伴奏は息子夫人・イリーナ・ニキーティナ。
伴奏のお手本のような格調が漂う。
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4曲が聴けるYouTube
北原白秋作詞 山田耕筰作曲 「この道」 Erinnerung
北原白秋作詞 山田耕筰作曲 「待ちぼうけ」Umsonst gewartet
高野辰之作詞 岡野貞一作曲 「朧月夜」Verschleierte Mondnacht
高野辰之作詞 岡野貞一作曲 「故郷」An die feme Heimat




・ジョン・ルイス「プレリュードとフーガ Vol.3」
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平均律第1巻全曲を4枚のCDに入れているが、私が持っているのはこのVol 3。
Vol 3には#3・10・11・13・15・19が収められている。

エドウィン・フィッシャーとリヒテルの平均律を山程聴いてから、
ジョン・ルイスを聞くことは素晴らしいが、その逆はしない方がいいと思える。

 ・ピアノ ジョン・ルイス
 ・ギター ハワード・コリンズ
 ・ベース マーク・ジョンソン
     ・1988年8月22−26日 NY アセンション教会にて録音

魅惑のバッハで、ルイスたちと夢のお散歩。

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John Lewis : J. S. Bach, preludes & fugues : Vol.3


第1巻全曲がYouTubeにアップされているので、ここに残しておこう。
John Lewis : J. S. Bach, preludes & fugues : Vol.1

John Lewis : J. S. Bach, preludes & fugues : Vol.2

John Lewis : J. S. Bach, preludes & fugues : Vol.4


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# by mhara21 | 2019-04-20 00:00 | エッセイ | Comments(0)

アムランの弾くサン=サーンス「ピアノ協奏曲第5番」





マルク=アンドレ・アムラン(マルカンドレ・アムランともいうらしい)の弾いた
サン=サーンスの「ピアノ協奏曲第5番」です。
解釈は田中希代子さんにそっくりですが、
力がありすぎて芸術的というよりは少し戦場のような気がします。

音が良く鳴るのでくどいほどのところもありますし
つくづくグールドが
「背骨の力が強い男性の演奏と弱い女性の演奏は、聞くだけでわかる」
と言っていましたが、やはり男性の演奏だと思いました。

田中先生の演奏には木の香りを感じます。
アムランさんの演奏は鉄と言うか、フェンシングの感じです。

でもアムランと田中希代子さんのテクニックの凄さは同レベルだと思えました。

希代子さんがあちらの世界に行かれた時、
サン=サーンスが一番に迎えてくださったのではないかと思っていました。
事実はわかりませんが、アムランを嫌っていた私には
ある意味で衝撃の日曜日の午後でした。


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# by mhara21 | 2019-04-08 12:39 | エッセイ | Comments(0)

ロシアGGのアベック変奏曲

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この3月、大好きなシューマンの「アベック変奏曲」演奏の
ベストONEに出会った。
グリゴリー・ギンズブルクの演奏だ。
彼は、ロマン派では一番好きなピアニストの一人だが、
シューマンを弾いているとは知らなかった。

特別に好きな曲を、理想通りに奏でて下さる演奏家に出会えること程の幸せはない。

全身が水を得たように瑞々しくなる。

私にはGGは魔法の記号。
カナダのGGはロマン派が好きではない。
そして今だに、ロシアのGGのバッハを聴くチャンスがないのは
かなりラッキーかも。

大好きなアベック変奏曲。ロシアGGの演奏です。
Grigory Ginzburg plays Schumann ABEGG Variations Op. 1



彼はハイドンも弾いています。
Grigory Ginzburg plays Haydn Andante with variations in F minor



Grigory Ginzuburg の演奏は、 不滅です。




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# by mhara21 | 2019-03-08 12:07 | エッセイ | Comments(0)

mari日記:R.I.P. アンドレ・プレヴィン

このブログの姉妹版ブログ「海峡web版」のお仲間mariさんが
アンドレ・プレヴィンの訃報に接して書かれた日記です。
こちらにも転載させていただきました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

クラシック、ジャズ、そしてポップス、映画音楽まで、幅広く
その才能を発揮した指揮者&ピアニストのアンドレ・プレヴィンが
ニューヨークの自宅で28日、89歳で亡くなったそうです。

モーツァルトの『ピアノ協奏曲 No.24』の弾き振りの動画があったので、
ありし日の演奏を。(1991年)

●André Previn Concerto para piano Nº 24 Mozart 1991


ちょっと意外なところでは、リヒャルト・シュトラウスの『メタモルフォーゼン』
などが私のお気に入りでした。

音楽とは別に、10代の頃に定期購読していた映画雑誌では、
女優の ミア・ファロー(これまたお気に入り💓)のパートナーとして、
しばしば記事や写真がよく見られたものでした。
離婚後も生涯の親しい友人として交流を続けた二人です。
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コネティカットにあるミア・ファローの自宅で。
右端は孫のモーリーン。


映画音楽では『マイ・フェア・レディ』が有名ですが、
他にも合計4回もアカデミー賞に輝いた俊才でした。
どの分野でも秀でた魅力を発揮する彼のような多才なミュージシャンは
もうなかなか現れないでしょう。残念です。

お悔やみ申し上げます。


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# by mhara21 | 2019-03-01 18:20 | エッセイ | Comments(0)

月と星のピアニスト・田中希代子さんへ

2019年2月26日  24回忌に寄せて

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     ぬばたまのその夜の月夜今日(つくよけふ)までに
            われは忘れず間(ま)なくし思(おも)へば
万葉集 巻四 702

この歌は、黒岩重吾さんが『夜』というテーマで纏められたエッセイ集の後書きで
教えて下さいました。
 
 古代小説を書くようになってから、当時の夜とは一体どんなものであったろう、とよく想像するようになった。
 万葉集の歌などに出て来る「ぬばたま」は夜の枕詞である。ぬばたまはあやめ科の檜扇の種子のことで、色が黒いところから黒色や夜の枕詞になったのだが、如何にも漆黒の闇を想像させる。
 歌意は、あなたと会ったあの夜に照っていた月を私は今日まで忘れません、何時もあなたを想っていますから......というようなものである。


私も、あなたのピアノ演奏を片時も忘れたことがありません。
そうしないと私は、この世を生きていくことが出来ません。



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# by mhara21 | 2019-02-26 00:00 | 田中希代子 | Comments(0)

 2019年2月5日 田中希代子さんの日に 君微笑めば ( When You're smiling )

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田中希代子さん、87歳おめでとうございます。
ゴッホの色とりどりの緑を捧げます。
今なお田中希代子さんの演奏に励まされていることを深く感謝しつつ

                   マサコ


      君微笑めば ( When You're smiling )

作詞・曲 / ラリー・シェイ( Larry Shay )、
マーク・フィッシャー( Mark Fisher )、
ジョー・グッドウィン ( Joe Goodwin )

アルバム"a musical romance"試聴

        あなたが 微笑めば
        あなたが 微笑めば
        すべての世界も あなたに微笑む

        あなたが 笑えば
        あなたが 笑えば
        太陽が 輝いてくる

        だけど あなたが泣いたとき
        あなたは 雨を運ぶ
        だから あなたのため息を停めれば
        再び 幸せになる

        微笑を 続けて
        あなたが 笑えば
        すべての世界も あなたに微笑む

意訳:アンクルポップ

Billie Holiday - When You're Smiling
https://www.youtube.com/watch?v=LC_XM4l1DHo



Michael Bublé - When You're Smiling [Official Audio]
https://www.youtube.com/watch?v=vyeos_o52Ok



Doris Day - When You're Smiling
https://www.youtube.com/watch?v=MmJc-tKohcc





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# by mhara21 | 2019-02-05 00:00 | 田中希代子 | Comments(0)

緑陽ギター日記:クラウディオ・アラウのライブ録音「ピアノソナタ第23番熱情」を聴く

緑陽ギター日記:


ピアノの巨匠、クラウディオ・アラウの最盛期と思われるライブ録音を聴いた。
曲はベートーヴェンのピアノソナタ第23番「熱情」。

ピアノソナタ第23番の録音は今まで数多く聴いてきたが、印象に残っているのはマリヤ・グリンベルクの旧録音、タチアナ・ニコラーエワのライブ録音などであるが、このクラウディオ・アラウのライブ録音も素晴らしい。
ピアノのライブ演奏の中でも屈指の名演と思う。

これほどのピアノの音を引き出せるピアニストは現在はもちろんのこと、過去においても殆どいない。
物理的な力ではない、何か精神的、人間の感情的な強い力が音に変換されているとしか言いようがない。
だから聴いていて物凄い感情が湧き起ってくる。
ベートーヴェンの心情を真に表現できるのは、彼のようなピアニストでなければ出来ない。
表面だけさらってそれらしく弾いているピアニストがいかに多いかが分かる。

この演奏はとくにギター奏者に聴いて欲しいと思う。
クラシックギター界が過去30年の間、失っていたものの答えがこの演奏にある。
ピアノとギターとでは楽器は違うが、音楽は共通だ。

真に素晴らしい音楽や演奏は、理屈や頭での解釈を超えている。
そのようなものを受け付けない、というか、そのようなものが入り込む余地が全く無いほどの超越したものだと思う。
聴き手はただただ、音楽に身を任せるしかない。

音楽の原点が人間の根源的な感情であることに今さらながら教えられる思いだ。

Claudio Arrau Beethoven "Appassionata" (Full)


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# by mhara21 | 2018-12-17 11:40 | Comments(0)

お気に入りのyoutube

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子供の時から、エリザベート・シュワルツコップにはアレルギーだった。
ローズ・オットーという高価な香油があるが、
その香油が私にとって心地よく使えないのと同じ。
音の出方が強く、攻撃されているように感じる。
それが私の癇に触るのだ。
花で言えば、強い色のバラ。
輪郭は美しいけれど、剣咲きの尖った声。

比べて、テレサ・ベルガンサはメゾソプラノのせいもあるが、
私がピアノで出したい音の空間を作り出しているので、気に入っている。
音が聴く人に向かって、誇示するのではなく、
立ち上ると向こうの世界に消えていく。
穏やかで淑やか。剣がない。
柔らかな白い花びらのような趣き。


その違いはモーツァルトの「恋とはどんなものかしら」
(オペラ《フィガロの結婚》のアリア)でよく分かった。

・シュヴァルツコップ
 モーツァルト 《フィガロの結婚》「恋とはどんなものかしら」




・テレサ・ベルガンサ
 モーツァルト 《フィガロの結婚》 「恋とはどんなものかしら」





お気に入りのセゴビアの自作自演もどうぞ。

・Andrés Segovia - Estudio Remembranza




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# by mhara21 | 2018-12-11 22:05 | エッセイ | Comments(0)