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合い言葉GG
by mhara21
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


☆このブログの本拠地は
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グールドへのメール5 日曜喫茶室

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グールドへのメールを1から読む

2001.3.25

 今日は雨降り。
 チューリップの開花のためには3月4月充分な水気が必要で、この時季の雨は大歓迎。
 FMでは、猫の話をしています。猫は色で分けるそうで飼い猫は100ちょっとの種類があるそうです。この頃は、ロボットの犬猫を持っている人がいて、その内、ロボット人間と住む人も出てくるでしょう。
 「カフカの恋人たち」を訳された池内紀(おさむ)さんが出ている番組です。関西弁でしゃべっておられます。池内さん、カフカの訳では有名な方です。

 あなたのお好きなマンの「魔の山」は読み出すと全身から、シュプレヒコール「ハイジが読みたい」が聞こえて来て、読みにくい。カフカは「変身」を読み切れないまま、ミレナのことだけはよく知っている状態でした。
 カフカが好きな理由は、孤独が好きで、体の調子が悪く特に音に敏感だったから?
(孤独と言えば今日は日曜日で、いつも一緒の上の姉は美容院に行っていません。次姉の家に泊まってくるそうで、夜は一人。稀に一人だと一人の良さがよくわかります。)
 この本から、人が「愛とは何か」と悩む姿も伝わってきます。

 お話をあなたの恋人たちに移すと多分一番近しかった女性、コーネリア・フォスさんは手記を出版なさろうとはしないよう。グールドさんがとても気むずかしくて、奇妙だったのコメントは知っています。

 カフカの恋人だった女性たちはあの時代のヨーロッパのユダヤ系の宿命で収容所で亡くなっている方も多いです。何となくカフカとグールドを重ねても、グールドの方がはるかに我が儘だった気がします。

 今、ブラザーズ・フォアの歌声が、流れ出しました。歌詞は「break up」だけわかります。岸本加代子さんが猫が18匹いた頃の話をしゃべっています。ロシアでは猫のサーカスがあるそうですよ。

 さて、人間、歳を取ると若い時と違ったことを考えるもの。20年前、私の夢はあなたと一緒にピアノを弾くことでした。今では恥ずかしくて、人に言うこともできません。

そもそも17才の時に「自分には詩が書けない」と思い込んだ原因は最近分かりました。日本人で漢文の素養のない人間の詩には香りが出ないのです。苦手な漢字の一字一字がブルガリアのローズ水の香りとなるバラの花だったのでしょう。詩を書こうと試みたことすらありません。
 文を短くしただけで、詩にならないのは髪を短く切っただけで人前に出ていけるカットにならないのと同じ。あなたの美しいピアノを聴き続けて、尚、「ピアノは弾けないわ」と思わなかった神経がわかりません。

 でもそのおかげであの長い旅が始まり、トロントの音楽の花園に案内されたのですから。「盲、蛇におじず」で、何かをやってみるのも人生の過ごし方なのでしょうね。

 FMでは、犬と猫とどっちが耳がいいか?の話題。 
 ネコの方ですって。人間では2万ヘルツ。ネコは6万ヘルツ。ネコは女の人の声が好きだそうです。嗅覚は犬の方が勝っているそうです。今度は、目の話。ネコの目って底に鏡がついているそうです。だから光るのだって。

 今日は、カフカの手触りにグールドの面影を見たいい日。
 今から、映画を観に行って、木イチゴのソースがかかったブラマンジュを買ってこれたら、曇天でも私の心は赤い傘のように華やぐことでしょう。

 ネコの話するのになんだって、こう犬と比べないといけないのでしょう。まるでグールドの話をするのにグレインジャーの話が出るようです。要するに正反対なので、比べたくなるのでしょうね。
 今、ノラ犬とノラ猫の話。

 2:00からは、なつかしいブルッフのヴァイオリンコンツェルトgmoll が、かかります。トロントでの伴奏者としての日々が思い出されます。

 あなたは、貧しい音楽のお針子さんであった私のピアノを珍しく黙って聴いて下さっていたのでしょう。 「勤勉は馬鹿の代償にならない」の言葉を信じない気の強い女性は・・・。

 今度は、ネコの風呂嫌いの話。砂漠のリビア猫がルーツだからだそうです。お陰様で、「猫」の字を覚えました。「けもののへん」を「くさかんむり」より場所を取らせるとバチッと決まります。今は狼の話。ハッと気づくと「おたまじゃくしの話」話が飛ぶのは私だけではないです。
池内さん、最後のまとめ。
 「自分の好きなものの話をすると、話している人の人柄がにじみ出る」とのこと。
 それでは、グールドの話をする私はどうなっているのかなぁ。
 「日曜喫茶室」のブレンド。いかがでしたか?ウェイトレスは原真砂子でした。


追 記 2016年2月21日

「人は好きなものについて語る時、その人の人柄が滲み出る」には、全く同感である。
だから私は分野が違っても、その事柄に本当に心を傾けて純粋に愛している人たちのお話を聞くのが大好き。
真底、愛せるものを幾つも持てる人は幸せだと思う。



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by mhara21 | 2006-05-29 20:16 | グールドへのメール | Comments(0)
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