合い言葉GG
by mhara21
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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後追い日記81年40  ・奴隷生活

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英語版1981年日記 ← クリックすると一覧が出ます。
English version of 1981 diary ← Click here for the list.

#ゴドウスキー家の奴隷生活

労働は際限がなく、マコはくたびれ切ってしまった。 
疲れがひどくなっていたのか、用事を言いつけられる度に何故だか
「サンキュー」としか言えなくなる。
「私の言うことにいちいち「サンキュー」と言わないでよ」
と言うゴドウスキー夫人にまた
「サンキュー」と答えて大笑いとなる。

「shocked」という言葉も発音も「ショックテッド」とやらかして大笑い。
ボーッとした頭でフキンと雑巾を一緒に洗った時は、
ゴドウスキー夫人が見たら気が狂うだろうとおかしかった。

「結婚した直後は、主人の姉妹と住んでいたの。
 彼女達のために毎日いろいろなことをしたわ。
 ある日、私やり返したの。自分でしなさいって。
 今のマコはあの頃の私みたいよ。マコはいい人だから、
 世の中の人が全部自分みたいにいい人だと思っている。
 私がそうじゃないことを教えてあげるわ」

「アリゾナの別荘で、主人の姉妹の物が無くなった時、
 主人の父は私のスーツケースを開けさせて中を調べたの。
 一生忘れてやらないから」
(こんなことはマコの育った環境からは想像も出来ない)

「あなたまさかここからバイバイする気じゃないでしょうね」

夫婦の寝室には小さな鍵の付いた赤い皮の宝石箱があった。
いつかお金持ちと結婚して鍵のついた宝石箱を持てるかしら?
後日、宝石箱はまだ必要がないので、取り敢えず鍵だけ買ってみた。 
マコも充分なバカだった。

ローズマリーはマコをお客に、子供用のイスに座って
ギターを弾く真似をしながら、歌を聞かせてくれる。
こんな天国から来た子供達が、両親そっくりのお金と遊びだけの生活を
送るようになるのはすぐのこと。
この人達にとって学問や芸術はただの見栄と虚栄なのだろう。

母親が家にいなければ、子供への責任を含めて私の荷は重くなる。
夜は夫婦で遊びに行くことが多く、帰りは午前様である。
両親が外出すると、子供達は、ベビーシッターに挑戦するように、
羽目を外し、ギロギロした目で私がどう対応するのか見ていた。

ゴドウスキー家のクリスマスは、家族揃っていつもアリゾナへ行く。
「あなたは私達がいなくなったら、死んだ様に寝るでしょうね」



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by mhara21 | 2006-05-21 10:11 | 後追い日記81年 | Comments(0)
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