合い言葉GG
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。 属性はシャーマン。 ☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状 不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。 ☆このブログの本拠地は 海峡web版 です。 グールド、並びにグールド家からのプレゼントはこちら。 グールドのサイン入りレコード もう1つのレコード グールドの本とそのメモ書き パパグールドさんのご本 ☆グールドおよび後追い日記に関係のないトラックバックやコメントは削除する場合があります。 カテゴリ
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後追い日記81年9・琴美さんに会うEnglish version of 1981 diary ← Click here for the list. タクシーから見るトロントはしとやかなたたずまいの町。ヴァンクーヴァーのような野趣は、空港のまわりの風景からしてない。走る車の窓から突然、オンタリオ湖が見えた。湖が静かに出迎える。 「お帰りなさい」 「ただいま」 家に辿り着いた。グールドが録音を続ける我が街に遂に帰れた。 中国人には「池」と思われるような穏やかな瀬戸内海の風景に親しんきたマコにとって、水との対話は朝夕のできごと。 運転手さんは中国人で、神戸に住んでいたことがあると話した。 琴美さんの下宿に到着。 家主が「彼女は空港なんかに行っていない。友人と遊びに行った。家の中には入れない。荷物もここに置くな。そこにレストランがあるからそこで待っていろ」 とすごい剣幕。 運転手は事の成り行きを見ていたが、首をすくめるとトランクからスーツケースとボストンバッグを取り出してレストランまで運んでくれた。冬物を詰めた大きい方のスーツケースはヴァンクーヴァーに置いてきたので受難がまだ軽い。 レストランではラジオの英語講座で丸ごと覚えた食事の注文の仕方が全部使える。お陰で日本では飲んだことがないシェリー酒を飲み、 rare medium を使いたいがために頼んだステーキで食事が終わった。まだ牛肉アレルギーが始まっていなかった。 「家主は私を家に入れないといっている。今夜の宿を捜さなくては」と店の人に聞くと Four Seasons Hotel の電話を教えてくれた。ホテルの予約もラジオ英会話で覚えていたのでうまくできた。1泊$100だったのには驚いたけれど。 車を待っていると写真でよく見知った顔がニコニコ顔で現われた。 「だめじゃないの。インフォメーションを頼んで、その場を離れたら。私も今まで空港に人を迎えに行ったことがなかったからはっきりと場所を決めなければならないことにピンと来ていなかったのだけど‥‥」 「車が来ました」と店長。 「でも友人と逢えたので、ゴメンナサイ」 下宿に戻ると家主の罵声が飛んで来る。 「あの女を家に入れてはいけない」 「数時間だけだ」 夕食が済むと琴美さんは 「友人の所に頼んであるから」 と市電を2度乗り換えて、今晩の宿泊所に向かう。夜のトロントは暗かった。 これから続く私にとって訳が分からない人生のように。 グールドに近しい人に逢えるのか? ヴィザはいつまで獲得出来るのか? 闇の中から答が返ってくることはない。 ********************************
by mhara21
| 2006-04-13 11:50
| 後追い日記81年
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Comments(4)
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mhara21 at 2006-04-20 16:43
ピンぼけ写真のアップが続きます。モニカ
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mhara21 at 2006-04-20 17:53
特殊技術でアップ用にピンボケにしたのではないのね。ノリコ
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モニカ
at 2006-04-20 20:08
x
ちがうちがう。元の写真がピンぼけなの。
少しシャープにする方法があるようだけれど、また勉強してない。
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mhara21 at 2006-05-28 14:57
KOTOMI-san came from Taiwann. Her brother works in Japan as alawyer.
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