合い言葉GG
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。 属性はシャーマン。 ☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状 不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。 ☆このブログの本拠地は 海峡web版 です。 グールド、並びにグールド家からのプレゼントはこちら。 グールドのサイン入りレコード もう1つのレコード グールドの本とそのメモ書き パパグールドさんのご本 ☆グールドおよび後追い日記に関係のないトラックバックやコメントは削除する場合があります。 カテゴリ
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後追い日記81年6・ラヴェンダーは青&子供たちEnglish version of 1981 diary ← Click here for the list. #ラヴェンダーは青 ラヴェンダーの石鹸を見つける。大山家の友人に「こんな物を買うなんてあなたお嬢さんね」とあきれたように言われ、5才児は「いい匂い」と喜んだ。 1980年8月1日、14年振りにラジオ放送の「続基礎英語」を聴こうとしたら、マザーグースの「ラヴェンダーは青」が聞こえてきた。 トロント王立音楽院では、ソルフェージュの先生が音程の完全5度を認識させるのに歌の始め「ラヴェン‥‥」の部分を使っていた。「ドソソソーファミレド」で始まる歌なので、最初の2音が歌えれば「完全5度(perfect 5th)」の音程が取れる。 歌詞の「あなたが王様なら、私はお妃になるわ」というところを、秘かにこう歌う。 「グールドがカナダのピアノの王様なら、私は女王様になるわ‥‥」 マコはピアノの練習ができないので、音楽の勉強が出来るとは思っていなかったのに、そこは Who told you so ?(誰がそう言ったの) の繰り返しと答え T'was my own heart diddle diddle that tells me so.(私の心がそう感じるの) ヴァンクーヴァーの生活は快適だ。共働きの大山家は心からマコを受け入れてくれた。 子供達はプレスクール(小学校入学前の子供の行く学校)に通っている。その送り迎えがてら、ポストに日本宛の手紙を入れる日々が続く。 大山氏の勧めで英語学校に行ってみる。 「あなたは移民じゃないの?」 「ノー」 「移民以外は来られないことになっている。イミグレーションに行ってみてごらんなさい」 その先生から「イミグレーションに行った?」と電話があった。 「いいえ、すぐトロントに行くので。」 「まぁ、それは残念ね。私、またあなたに会えるのを楽しみにしていたのよ。英語を勉強して上手になって下さいね。トロントでの幸運を祈ります」 「お電話どうもありがとう」 #子供たち 大山夫人のご母堂がラスベガスへ旅行に出発。主婦手伝いとして一段と忙しく、英会話は少しで済む。プレスクールの母親達と公園に行ったり、食事に行った。ウブなカナダ体験だった。 年子の兄弟はエスキモーの子供のようなお揃いのフード付きのコートを着ていた。 いたずらな弟が帰り道に近所の大きな家に近づいていくと兄が声をかけた。 「そこは大きな犬がいるから行ってはいけない」 弟は尚も突き進んでいく。姿が見えなくなると一時して犬のほえ声と共に「ワァ−」と走り出して来た。 シェパード犬は尻尾を振り友好的に小さな男の子を追う。今にもお尻を噛まれそう。マコは笑いころげているのに長男はニコリともしない。 家に帰ると居間で、兄が弟を抱き上げるようにして 「犬にほえられてたね。こわかった?」 と耐えられないように笑っていた。兄弟もいいものだ。 大山家は、時々父親がヒポコンテリ−を爆発させる以外は、平和で欲のない、ベルガモットのあっさりした匂いがする家庭だった。 食事は豪華だ。ヒラメを少し乾燥させたのが大人も子供も1匹丸ごと出た。 ある時、次男坊が 「こんなもの食わない」 「4才のくせにこんな大きな魚を1匹あてがってもらえるなんて贅沢だ。俺の子供の頃には考えられないよ」 この子はきかん気が強く、「ヒトハミナクソヲタレル。ウンコタレ」とはやす。マコのダシとネギだけの関西風味のうどんは人気がなかった。 気さくな大山家にはいつも人の出入りがあった。旅行中の祖母の代わりに占いをするベビーシッターが泊まり込んだ。占い好きなマコは早速見てもらう。 「運のいい方です。引き込まれて、吸い込まれてしまいそうな人気があります」 みんなウソだ。 next 81年7へ ********************************
by mhara21
| 2006-04-07 15:19
| 後追い日記81年
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Comments(4)
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toshi
at 2006-05-23 23:07
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「移民以外は来られないことになっている。イミグレーションに行ってみてごらんなさい」
その先生から「イミグレーションに行った?」と電話があった。 「いいえ、すぐトロントに行くので。お電話ありがとう」 I am sorry I can't understand this part. Would you please be so kind explain it for me? :) Thank you!
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mhara21 at 2006-05-24 14:24
In vancouver the school is only for imimigrans, not for visitors.
The teacher advised me to go to the immiguration officee to apply for a landed immigutant status. But it was impposible to apply inside Canada. In Toronto all visitors are treated much more kindly so that even visitors can go to schools to learn English ,which are supported by Canadian tax! I'm going to add some conversataion between the teacher and I.
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mhara21 at 2006-05-24 14:24
toshi さま
私の英語では説明が無理なので、日本語に切り替えます。 昔カナダでは、国内にいるままで観光ヴィサから移民に簡単になれた時期があったそうです。それ以前には、飛行機代を出すからカナダに来て住んでほしいという時代もあったとか。 私がカナダに行ったころは、移民は制限されるようになっており、私の場合は観光ヴィザから学生ヴィザにするためにもアメリカに出国を求められました。 ヴィザのことは、指揮者のショルティの自伝やナボコフという作家の文章にそれぞれよく書いてありますが、いわゆる「土着(どちゃく)」の人(=そこに生まれて住み続けている人)には、想像もつかない苦労なのです。 国に混乱があるわけでもない日本からの移住希望者は「いつでも自分がおもしろくない程度で帰る気が充分」とのことで、カナダでの評判は悪いものでした。 それでも海外でよく取り扱ってもらえるにもかかわらず日本人は他民族を受け入れることができません。このような態度では自国の国民も育てることはできません。どこの国でも「正直で働き者」が多いといいですね。 お話ちっと飛躍してしましましたけれど、これからもなんでも聞いて下さいね。マサコ
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Toshi
at 2006-05-24 23:42
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I see! I got it! Thank you so much! :)
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