合い言葉GG
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。 属性はシャーマン。 ☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状 不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。 ☆このブログの本拠地は 海峡web版 です。 グールド、並びにグールド家からのプレゼントはこちら。 グールドのサイン入りレコード もう1つのレコード グールドの本とそのメモ書き パパグールドさんのご本 ☆グールドおよび後追い日記に関係のないトラックバックやコメントは削除する場合があります。 カテゴリ
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マリーナ(@トロント着地記念日) photo by Slavica Ninic @Serbia かつての師の77才のお誕生日にトロントに電話する。 相変わらず、彼女のピアノと同じ輪郭がはっきりとした粒の揃った言葉。フレージングとリズムのよい英語だ。 トロント時代、音楽院内で夫君と会話で美しいロシア語をたくさん聴かせて下さった。 こちらは小学生のような英語で近況報告。少し自分の書き物の話をしたら、 「出版されたの?」と聞かれる。「ブログよ」と答えるとギャフンと失望なさっていた。 5月の楽しみは朗読の時間で「蓼喰う虫」を聴くこと。 テーブルに本を開いて置いているが、この年になると人の声を聴く方がたやすい。 谷崎の凄い所は、通俗小説を読んでいる間に夢幻の世界に連れて行くことかな? 長谷川稀世さん(名優長谷川一夫のお嬢さん)の声が硬質で、朗読らしくて気持ちがいい。 昔は日本的な芸術に惹かれていなかったので読みにくい部分もあったが、今は親しみを覚える。 この頃ようやく潤一郎や荷風が明治の西洋の猿真似を嫌がっていた理由がわかるようになってきた。 この間、奈良に行く車の中で 「アメリカが奈良や京都に爆弾を落とさなかったのは、国宝に配慮してのこと。いい所があるのね」と言ったら 「とんでもない。京都に落としたら、どのくらいの効率で破壊できるかの研究までしていた」と教えられた。 マッカーサーに「天皇が国民の命乞いをされた」という話同様、作り話だったのだなぁと思った。 世の嘘を見破り、その猛々しさを跳ね除けて快適に暮らすには、情報と知識が多い方がいいのか? 無関心がいいのか?悩む。 *************************
by mhara21
| 2016-05-15 00:00
| エッセイ
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Comments(1)
Commented
by
grpspica at 2018-10-07 16:35
この電話の後、私はすぐマリーナさんにで手紙を書きました。
マリーナ先生は、翌月6月20日、ご自宅で亡くなりました。 今では一人息子の Eric さん、その夫人が弁護士で長年、ウクライナ-ナチスの問題に取り組んでいらっしゃるそうです。 マサコ
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