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合い言葉GG
by mhara21
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13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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10月4日 ご命日に

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このソネット形式の詩の作者アルブレヒト・ハウスホーファー(1903-1945) は、地理学者で 1940年からはベルリン大学の先生でした。
ナチス政権への疑問に目覚めていたアルブレヒトは、1944年12月逮捕。
そしてヒトラーが自殺するわずか1週間前に政治犯として現在のベル リン 中央駅付近で殺害。
その遺体と共に80編の詩が書かれた12枚の血染めの紙を発見した弟ハインツは、翌1946年「モアビート・ソネット集」を出版。
今回ご紹介した詩は、収監中にハウスホーファーが死を覚悟して書いた詩の中からのひとつです。

グールドの晩年のゴルトベルクを聴く時、わずか28年前にオートバイに乗っていた暴走族の姿はなく、死を覚悟した音楽家の演奏に聴こえます。
2度目の録音より1年4ヶ月後、音楽の神さまの弾丸によって頭を打ち抜かれることを予想してゴルトベルクを演奏したグールド が、「オム・マ ニ・パドメ・フム」の内 容に似 ているので、この詩を選びました。

「いかにすれば没頭し、一人ひとりの意志を全体へもたらすか。・・・・後略」とは、ニーチェの「ツァラトゥストラ」の教えに通じます。

グールドの音楽精神は、仏陀に繋がるのではないでしょうか?


注1 この詩は典型的なSonett(ソネット)の形式に則っている。ソネットとは、13世紀イタリアに生まれ、シェークスピアに代表される イギ リスで特に多様な発展を遂げた14行構成の定型詩のこと。

注2 Om Mani Padme Hum チベット仏教徒によって唱えられている最古の真言(マントラ。仏に対する祈りを象徴的に集約した言葉)で、omは「始まり」、humは「終わり」 を意味しており、「宝石のような蓮に心からの挨拶を」といった意味。



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by mhara21 | 2011-10-04 00:12 | エッセイ | Comments(0)
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