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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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お気に入りのyoutube

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子供の時から、エリザベート・シュワルツコップにはアレルギーだった。
ローズ・オットーという高価な香油があるが、
その香油が私にとって心地よく使えないのと同じ。
音の出方が強く、攻撃されているように感じる。
それが私の癇に触るのだ。
花で言えば、強い色のバラ。
輪郭は美しいけれど、剣咲きの尖った声。

比べて、テレサ・ベルガンサはメゾソプラノのせいもあるが、
私がピアノで出したい音の空間を作り出しているので、気に入っている。
音が聴く人に向かって、誇示するのではなく、
立ち上ると向こうの世界に消えていく。
穏やかで淑やか。剣がない。
柔らかな白い花びらのような趣き。


その違いはモーツァルトの「恋とはどんなものかしら」
(オペラ《フィガロの結婚》のアリア)でよく分かった。

・シュヴァルツコップ
 モーツァルト 《フィガロの結婚》「恋とはどんなものかしら」




・テレサ・ベルガンサ
 モーツァルト 《フィガロの結婚》 「恋とはどんなものかしら」





お気に入りのセゴビアの自作自演もどうぞ。

・Andrés Segovia - Estudio Remembranza




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# by mhara21 | 2018-12-11 22:05 | エッセイ | Comments(0)

カンナビッヒ嬢の面影 


私は「白」が好きだ。
ハ長調にその「白」を感じる。
次に「へ長調」。 
これは田中希代子さんがへ長調の曲を弾かれる時に、
独特の知性を感じるので愛している。

モーツァルトのK309のピアノソナタは、
 1楽章はC dur(ハ長調・C major)
 2楽章はF dur(へ長調・F major)
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この曲は、モーツァルトの愛弟子、カンナビッヒ嬢のために作曲され、
カンナビッヒ嬢の面影を宿していると言われる作品である。
モーツァルトは彼女のイメージを曲に再現したかった。
曲の一貫した美しさは成功している。
2楽章に大好きな箇所がある。
ブリッジ(1フレーズ4小節)第1テーマに戻る橋のような短い部分。
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動きの美しさが、お茶席を想い起こす。
静かで簡素。
続く第1テーマは、変奏になっている。

この曲を弾く喜びは、ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」op47
(ピアノとヴァイオリンのためのソナタ)の2楽章の変奏を弾く時と同じだ。

カンナビッヒ嬢は、モーツァルトを魅了した。
だからこの名曲が誕生した。

グレン・グールドの評伝の著者・ピーター・オスとウォルドは、
この第7番(K309)と第6番(K284)のソナタについて、
グールドのモーツァルトPソナタ全集の中で
「特に見事」と感想を述べている。
  (グレン・グールド伝第21章 独自の作曲家論 p313より)




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# by mhara21 | 2018-11-15 00:00 | エッセイ | Comments(0)

シュワーゼンバッハ滝

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最近では、カナダのバフィン島に有名な滝がある事を知った。
700mもある「シュワーゼンバッハ滝」である。
この滝には2つの流れがある。
左はGg(グレン・グールド)に譲って、右側はマコ、私の滝にする。
北極の花々がその生命力を独特の色合いで表現する短い夏に、
ここでグレン・グールドと再会しようと心に誓った。
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その時、もし現れなかったら、怒るぞ!

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この地方の花の美しさを教えてくださったマリーナ・ゲリンガス先生。
その強烈なお色気は、北極の植物の色にそっくりだった。
「先生の音楽の世界は、黒が沢山あります」
とお話した時、何の反応も示されなかった。
私の霊体質の話には
「全く信じません。でもあなたが話すのは気になりません」
と答えられた。

シュワーゼンバッハ滝では、大恩人の音楽家2人に同時に逢えるかも?
私が死んだらのお楽しみ。



  4分少しの紹介ビデオを見つけました。
  滝がしっかり入っています。

  北極圏・地球最古の大地に眠る巨大岩峰の謎
     ~カナダ・バフィン島~『グレートネイチャー』



このビデオは動画を貼り付けることができません。
でも表紙画面だけでも見ていただければと思い、貼っておきます。
 



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# by mhara21 | 2018-11-06 22:00 | エッセイ | Comments(1)

緑陽ギター日記から:ガブリエル・エスタレージャスの録音を聴く

緑陽ギター日記に素晴らしいギター奏者の紹介があったので
またお願いしてここに転載させていただく。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2018-10-21 21:15:43 | ギター

昨日記事にしたアントン・ガルシア・アブリルのギター曲やギター協奏曲を録音したギタリストがスペインのガブリエル・エスタレージャス(Gabriel Estarellas)だ。
エスタレージャスの演奏を初めて聴いたのが、1990年代前半だったと思うが、アンヘル・バリオスの2枚組のCDを買った時だ。
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とにかく物凄く上手く、音がまさにスペインの音。
豊かな大地から生まれてくる自然の音を思わせる、
この音は、一度聴いたらなかなか忘れられない魅力がある。
昨今の蚊の鳴くような細いかすれた音とは雲泥の差だ。

このCDが出た後に、アンヘル・バリオスのギター曲集が2冊、輸入盤で発売されたが、高くて買うのを断念した記憶がある。
今思えば買っておけばよかった。

エスタレージャスはイタリアのヴィオッティや、スペインのラミレス、フランシスコ・タレガなどの国際コンクールで優勝し、マドリッド王立音楽院の教授を務めたほどの実力者なのであるが、殆ど知られていない。
CDへの録音はかなりあるのであるが、マニアックでマイナーな作曲家ばかり集めた録音なので、彼の名がクラシック・ギター界で広まることはなかったのではないかと思う。

昨日から今日にかけてYoutubeでエスタレージャス録音を探してみたが、CDからの投稿は無く、かなり昔、エスタレージャスが20代から30代にかけてテレビ放送で録音された動画を観ることができた。

まず、アブリルのFantasía Mediterráneaという曲のビデオを見てみた。
アンヘル・バリオスのCDの演奏で聴かせた凄いテクニックと音。
これほどの演奏と音を出すことのできるギタリストが殆ど世界に広まらずにいたことはちょっと驚きだ。
これからのクラシックギター界。
こういう音の出せる演奏家がたくさん出るようになって欲しいものだ。

Gabriel Estarellas - Fantasía Mediterránea



Gabriel Estarellas - Endecha y Oremus



Gabriel Estarellas - Bourrée de J.S.Bach



Gabriel Estarellas - Zarabanda y Allemande de Manuel Ponce




楽器は白黒ビデオの方がイグナシオ・フレタ。
カラーの方は分からなかった。
カラーの方の楽器はアンヘル・バリオス集のCDの録音で使っている楽器と同じだと思うのだが、私はこのビデオを見るまでアンヘル・バリオスの曲の演奏で使っている楽器はホセ・ラミレスに相違ないと思っていた。
しかしビデオで見る限りホセ・ラミレスでは無かった。

【追記】
ラミレスの「アルフォンシーノと海」を弾くエスタレージャスのビデオがあったので載せておきます。
ホセ・ルイス・ゴンザレス編とは異なる編曲ですが、味のある演奏ですね。

Gabriel Estarellas - Alfonsina y el Mar de Ariel Ramirez





~~~~~~~~~~~~~~

ある方のコメントに対するお返事でポピュラーな曲も紹介して下さった。


Youtubeで彼の演奏でポピュラーな曲がないか探してみました。
とりあえず下記3曲を貼り付けておきますので、よろしければお聴きください。

しおれた心(ポンセ)
Gabriel Estarellas - Marchita el Alma de Manuel Ponce



パルティータ第3番よりプレリュード(バッハ)
Gabriel Estarellas - "Preludio BWV 1006a" de J.S. Bach



前奏曲第3番(ロボス)
Gabriel Estarellas - Preludio nº 3 de Villa-Lobos




他にベルガンサとの共演が聴けます。
Teresa Berganza - Gabriel Estarellas - Nana



スペイン国内では教授の他、コンサートなどかなり幅広い活動をしてきたのではないかと思われます。
やや硬質ですが素晴らしい音だと思います。


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# by mhara21 | 2018-10-26 15:47 | エッセイ | Comments(0)

小さなユダヤ人

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子供の時から、ブライロフスキーのマズルカ集がお気に入り。
op17-4 しか好きではない。
その理由は、この曲のニックネーム「小さなユダヤ人」を見た時にはっきりした。

この世や自分自身に違和感を感じ、
本当の故郷はどこにあるのか探していた私自身の気持ちを
このマズルカは代弁していた。

田中希代子さんが亡くなった後、若い頃の演奏として
TVでこの曲をアップライトピアノで弾いていらしたのを見た。
田中さんはすでにこの世の人でない印象を受けた。

今朝、それぞれの演奏を聴くと、この曲の魅力は移り変わりにある気がする。

己に心細さや惨めを感じない人は芸術がわからないと思う。
お札で固めたコンクリートの中に、心には邪悪、
そこらに脳みそのウ◯チがちらほら。

この曲はその風景に抵抗している気がする。

~~~~~~~~~~~~
youtubeには色々な人の演奏がある。

古い人からパデレフスキー。1912年録音
 https://www.youtube.com/watch?v=5RuVyTY5sl4


次はカペルかな。1951年録音
 https://www.youtube.com/watch?v=b043xqkJvkA


ルービンシュタイン。これは楽譜がついてます。
 https://www.youtube.com/watch?v=Zbxmca163Nc


リヒテル。1950年のライブのようです。
 https://www.youtube.com/watch?v=JmQv57QYRqU


ホロヴィッツ。1975年
 https://www.youtube.com/watch?v=KgXd7N9Sa2I



アファナシエフが見つからない。。。。。


~~~~~~~~
マサコの感想。

パデレフスキーの格調の高さ、品の良さ。
リヒテル・ルービンシュタインの好調(「お友達にしてください」)
ホロヴィッツ・ちょっと拒絶。
カペル・印象が薄くて2度聴いた。あまり惹きつけられない。

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# by mhara21 | 2018-10-23 08:14 | エッセイ | Comments(1)

ニーチェに捧ぐ

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ニーチェ(1844年10月15日ー1900年8月24日)


私にとってニーチェは、
「ニヒリスト」でも、「悲観主義者」でもなく、「ルサンチマン」でもない。

私にはニーチェは、
「龍神に惚れられる、心根の可愛い、純粋な人」です。

私の大好きな賛美歌を、一番好きな哲学者ニーチェに送ります。



賛美歌 All things bright and beautiful
「素晴らしきものすべてを」
曲・English traditional melody
作詞・Martin edward Fallas Shaw(1873~1958)
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https://www.youtube.com/watch?v=Abcp0D2K3Uo





歌  詞        
 
      *繰り返し All things bright and beautiful,
            All creatures great and small,
            All things wise and wonderful,
            The Lord God made them all.

            すべての輝いて美しいもの、
            すべての大小の生きとし生けるもの、
            すべての賢く素晴らしいもの、
            主なる神はそれら全てを創られた。 *

         1  Each little flower that opens,
            Each little bird that sings,
            He made their glowing colours,
            He made their tiny wings.

            咲く花のひとつひとつについて 、
            さえずる小鳥の1羽、1羽について
            輝く色どりを創り与え        
            小さな翼を創り与えられた。 

                *繰り返し

         2  The purple-headed mountain,
            The river running by,
            The sunset and the morning,
            That brightens up the sky.

            紫に煙る頂きの山、      
            巡り流れる川、          
            空を染めあげる
            日の入りと日の出。

                *繰り返し


         3  The cold wind in the winter,
            The pleasant summer sun,
            The ripe fruits in the garden,
            He made them every one.

            冬の冷たい風、
            夏の心地よい陽差し、 
            庭の木成りの熟した果物、
            主はその一つ一つを創られた。

                *繰り返し


         4  The tall trees in the greenwood,
            The meadows where we play,
            The rushes by the water,
            We gather every day,

            緑林の高い樹木、 
            私たちが遊ぶ草原、
            日毎に私たちが摘む
            水辺の燈芯草、

                *繰り返し


         5  He gave us eyes to see them,
            And lips that we might tell,
            How great is God Almighty,
            Who has made all things well. 

            私たちはそれらを見る眼を賜り、
            全てを善く創られた全能の主の、
            大いなることを語る唇を
            賜った。  

                *繰り返し

      (オフナーさんから戴いた写真の楽譜には5番として
        The tall trees in the greenwood, が入っていますが、
       多くの出版物では省かれているようです。
       また彼の楽譜ではリフレインを1番となっていて、
       ちょっと見にくいので、リフレイン以下に1番から5番まで
       番号を入れました。よって省かれているのは4番です)


こちらの楽譜には曲・English tune 17th cent.とあります。


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# by mhara21 | 2018-10-15 15:07 | エッセイ | Comments(2)

A.ルービンシュタイン・サンサーンス p協2番

アルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein, 1887年1月28日 - 1982年12月20日)は17才(1904年)の時に、パリでこの曲を作曲者サン=サーンスに披露しました。

これは1975年4月、若き日のプレヴィンと共演したビデオ。
(クロイドン(ロンドン南部)のフェアフィールド・ホールで収録)


いやぁ、すごかった。
今までに聴いたルービンシュタインの演奏の中では、最高に楽しめました。

Pコンチェルト#5の田中希代子さんのようにフランスの香りはしないけれど、
一糸乱れぬテクニックで、矍鑠(かくしゃく)と正道を歩んだピアニストの名演に圧倒されました。


Saint Saëns — Piano concerto Nº 2, Arthur Rubinstein





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# by mhara21 | 2018-10-05 09:44 | エッセイ | Comments(0)

TV「世界の哲学者に人生相談・妬み」byマサコ

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10月4日はグレン・グールドの命日でした。
グールドも10代で「ツァラトストラ」を読んでいました。
GGが「ツァラトゥストラ」のギャグと序文に
結構、感動したと想像して、ご命日の供養とします。



TV「世界の哲学者に人生相談」は司会者高田順次とゲストは辻仁成と
女性タレント2人・コメンテーター小川仁志氏の5人に加え、背後に
15人の哲学者のお面をつけた人々で構成され、
悩みについて回答するという番組。
今回のテーマは「妬み」。

最初に答えるのがニーチェ。彼自身が「妬み屋」だったと紹介される。
彼の著書「悲劇の誕生」が理解されず、「学問的に死んでいる」
「才気ある酔っ払い」と評されたことに対して
「この独創的な作品が何故理解されないのか」
といったというニーチェに対して、番組では
「ニーチェは激しい妬みの感情に捉われていった」と解説する。
私には謎の解釈。
著作を理解されなかったニーチェは悲しく、寂しく、悔しい気持ちは
あったと思うが、私は彼の性格から見て、
嫉妬にかられるような人ではなかったと思う。

 でも番組の中では
 代表作「ツァラトストラはかく語りき」について説明し、
 「人間はいかにして妬みなどの負の感情を乗り越えるか」
 を表した作品だと言っている。
 「祝福することのできない者は、呪詛することを学ぶべきだ」
 という「ツァラトストラ」の中のニーチェの言葉から、
 ニーチェが妬みの感情に捉われていると解釈されたのだろう。

続いて「超人とは何か?」について話される。
ニーチェ「人間は動物と超人の間に張り渡された1本の綱である」

スタジオの小川仁志氏の発言
「超えていく人という意味。超えた人というのではなくて」
「超えようとする人。他者の価値観とか世間体に縛られない」
「自分の価値観で目標を定めて、突っ走る人」
 

その後のテーマは「どうして寛容が求められるのか?」
「人間は間違う動物だから、寛容で無いと社会は成り立たない」
    18世紀の啓蒙主義の哲学者ヴォルテール(1694ー1778)の言葉
「一つの物事を深く考えるのが哲学」発言者を調べる。

他にもゲストの女性タレント・鈴木砂翔さんの悩みへの答えとして
パスカルとエピクロスの言葉があった。


「地球タクシー」で知ったアルゼンチンのドライバーの言葉
「知性というのは、小さな物事について、自分の頭で考えられるということ」 

哲学と大上段に構えることなく、本質を捉えた発言だと思う。


世界の哲学者に人生相談 第13回
「人を妬んでしまう自分が嫌になる」 0210 201807192300
  https://www.dailymotion.com/video/x6pi4pw

 このURLはyoutube出ないので、クリックしてご覧ください。


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# by mhara21 | 2018-10-04 12:00 | エッセイ | Comments(0)

グールド生誕86年没後36年に寄せて

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八木重吉詩集より

「虫」

虫が鳴いている
いま ないておかなければ
もう駄目だというふうに鳴いている
しぜんと
涙をさそわれる

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「光」

ひかりとあそびたい
わらったり
哭いたり
つきとばしあったりしてあそびたい

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「壁」 

秋だ
草はすっかり色づいた
壁のところへいって
じぶんのきもちにききいっていたい

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「素朴な琴」 (詩集『貧しき信徒』より)
      
このあかるさのなかへ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美しさに耐えかねて
琴はしずかに鳴り出(いだ)すだろう

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


最後の「素朴な琴」をピアノに変えて、グレン・グールドさんに捧げます。



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# by mhara21 | 2018-09-25 00:00 | エッセイ | Comments(0)

シューベルト作曲 歌曲「水の上で歌う(Auf dem Wasser zu singen)」を聴く by緑陽

緑陽さんのブログ「ギター日記」から


シューベルトが作曲した歌曲「水の上で歌う(Auf dem Wasser zu singen)」を初めて聴いたのは5年くらい前だっただろうか。
ピアニストのマリヤ・グリンベルクが1976年にコサンサートで弾いた、フランツ・リスト編曲の「Auf dem Wasser zu singen」だった。
この演奏を初めて聴いた時の感動は忘れられない。
聴いているうちに、自然と物凄い強い感情が湧き起ってきて、自分でも驚くほどだった。
この演奏は私が聴いたピアノ曲の録音の中で最高のものの一つである。
こんな演奏を出来る人は残念ながら現代では一人もいない。
エフゲニー・キーシンとかユジャ・ワンの演奏など、幼過ぎて、表層的であり聴くに耐えない。
全く的外れな演奏をしている。
苦労が全然足りないのだ。
レッスンの厳しさを味わっても、人生の本当の厳しさ、悲しみ、無念さを経験していない。
だから演奏に感情的深みが全く現れてこない。

この曲の原曲は歌曲である。
テノールかソプラノとピアノ伴奏の演奏である。
Youtubeでいくつか聴いてみたが、下記の演奏が良かった。

Elly Ameling; "Auf dem Wasser zu singen"; Franz Schubert



エリー・アーメリング(Elly Ameling, 1933年~ オランダ)の歌声は柔らかく、女性特有の優しさを感じる。
他にはルチア・ポップ(Lucia Popp, 1939年~1993年、スロバキア)の録音もあったが、私はエリー・アーメリングの演奏の方が感じるものがあった。
テノールでは、ギタリストの若きジュリアン・ブリームと共演したことのある、ピーター・ピアーズ(1910年~1986年、イギリス)のものがあった。
伴奏はこれもジュリンアン・ブリームと親交のあった作曲家のベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten)。

Peter Pears; "Auf dem Wasser zu singen"; Franz Schubert



水の上で歌う(Auf dem Wasser zu singen)
作詞:シュトルベルク(Friedrich Leopold zu Stolberg-Stolberg/1750–1819)

波の上 きらめく光
白鳥のように小舟は揺れ行く
喜びに波は穏やかにきらめき
私の心も小船に乗せて
波間に降り注ぐ天からの光
船のまわりで夕陽は踊る

西の木立の上から
夕陽が優しく微笑み
東の木立の下では
夕陽の中で葦がそよぐ
天の喜びと木立の静寂
夕焼けに心安らぐ

露にぬれた翼 揺れる波 時は過ぎ行き
きらめく翼 朝も過ぎ行く
昨日も今日も 時は去り行く
私もいつか輝く翼で舞い上がり
変わりゆく時へ己を消し去る時まで


素晴らしい詩と音楽が生んだ、究極の歌曲だと思う。


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# by mhara21 | 2018-09-11 11:24 | エッセイ | Comments(0)