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合い言葉GG
by mhara21
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


☆このブログの本拠地は
 海峡web版  です。

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14歳のグールド・ショパンを弾く

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14歳のグールド・ショパンを弾く_a0019212_00261348.jpeg

なんと才能あふれるショパンでしょう。ルバートも完璧。
どちらかと言うと、お金持ちの家のショパンみたいだけど。

14歳のグールド・ショパンを弾く
Young (14 years old) Glenn Gould plays
Chopin Impromptu No. 2 op.36 in F#. (1946)

  私はこのショパンを聴くたびに、
  「奥様は魔女」のサマンサの母上・エンドラが
  サマンサの長女のタバサちゃんに魔法をかけたら、スケートの天才になり、
  魔法が解けると凡人になって、尻餅つき続ける。
  そのシーンを思い出します。
  今まで見た中で、おばあさまと孫の交流が楽しく、この回が1番好きです。


次はグールドのおしゃべり。ビゼーが好きなんですって。
二ーチェも歌劇はビゼーのカルメンが1番好きだと言ってたわ。
おしゃべりの後にショパンの即興曲第1番を弾いています。
 * Glenn Gould talks about Chopin and plays Impromptu No.1
 https://youtu.be/Q8XZp15XHog?si=r6nhwTHFNrVaYK06


こちらは大人になってからのショパンのピアノソナタ
1番最後のソナタはよく知られていると思うけどまぁいいでしょう。
 * Glenn Gould plays Chopin Piano Sonata No.3 in Bm Op.58

買えない人が聴いてくれたらいいなぁ。


  タバサとスケート関係のYouTubeが今朝見つかった。
  私が見たのは多分違うと思う。タバサが大きくなっているから。
  でもまぁいいか
A Year With Bewitched I Bewitched

  やっぱりダーリンはモンゴメリーに恋をしていたに違いない。
  私だって、エリザベスには恋をしてしまうもの。

Dick York: "I fell in love with Elizabeth Montgomery"



***********************************
即興曲のyoutube解説

若き(14歳)グレン・グールドがショパン即興曲第2番作品36嬰ヘ長調を演奏。

新たに発見されたショパンの嬰ヘ長調の即興曲の録音。
他とはまったく異なります。
この録音は最近グールドの私物の中から発見された。

グレン・グールドのプライベート録音は他にもあります。それらは間もなく、グレン・グールドの名前に密接または遠縁の関係にある製品の商業権を(グレン・グールドの遺産から)取得した会社の(新しい)公式ウェブサイトに掲載される予定です。全集のタイトルは「グレン・グールド・プライベート・レコーディングス」となる。

若きグールド(14歳)がショパン即興曲第2番作品36嬰ヘ長調を演奏。

1932年9月25日にカナダのトロントに生まれたグレン・グールドは、20世紀の偉大な音楽家の一人として、またテクノロジーが文化や社会に与える重大な影響を予見した先見の明のある思想家およびマルチメディア・アーティストとして国際的に高く評価されています。 。当初、並外れた才能のピアニストとして高く評価されていたグールドは、レコーディング、テレビ、映画、ラジオドキュメンタリーの執筆とプロデュース、学術的および批評的な作品の作曲と執筆を含む素晴らしいキャリアを持っていました。

グレン・グールドは、30歳になる前からコンサート・ピアニストとして伝説となっていました。彼の画期的な1955年のバッハのゴルトベルク変奏曲録音は、空前のベストセラーとなりました(そして今でも史上最も売れているクラシック楽器の録音です)。

この成功と国際的なコンサートキャリアの急成長にもかかわらず、彼はマスメディアを通じて音楽を伝える革新的な方法にエネルギーを振り向けることを選択しました。 1964年、彼が32歳のときに公のコンサートをやめたとき、彼の友人や親しい同僚は、彼のライブ・パフォーマンスの拒否が彼のキャリアを台無しにするだろうと予測した。しかし、並外れた先見性を持って、CBS レコード (現ソニー クラシカル) の専属レコーディング アーティストとしてキャリアを再構築しました。

彼は、さまざまな作曲家の音楽、特にバッハの音楽の啓発的な解釈を通じて、新世代の演奏家や聴衆に影響を与えました。彼の非常に個人的で、時には物議を醸す解釈は、疑問を投げかけ、同時に啓発されました。これらは録音音楽のマイルストーンとして高く評価されています。

グールドのメディアと通信テクノロジーに対する情熱は、カナダ放送協会との長年にわたる関わりから始まりました。ラジオでの数々の演奏に加え、グールドはラジオでのドキュメンタリー、テレビでのエッセイやパフォーマンスで新たな芸術的境地を開拓しました。現在再出版された彼の著作は、非常に個性的な音楽的洞察を明らかにし、新たな聴衆の興味を刺激し続けています。

グールドの50歳の誕生日からわずか数日後の1982年10月4日の早すぎる死は、世界中の音楽愛好家によって悼まれました。グレン・グールドは、レコーディングやマスメディアへのその他の貢献を通じて、音楽的アイデアや演奏の豊かな遺産を残し、毎年新しい本、記事、演劇、映画、ドキュメンタリーの題材となり、常に挑戦とインスピレーションを与え続けています。新しい世代。


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# by mhara21 | 2024-02-27 12:39 | エッセイ | Comments(0)

14歳のグールドのスカルラッティ@田中先生ご命日

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 14歳のグールドのスカルラッティ@田中先生ご命日_a0019212_12441254.jpeg

今日は田中希代子さんのご命日。

作曲家の矢代秋雄さんのお話に
「田中希代子の作るスパゲティーは、彼女のスカルラッティぐらい上手でおいしい」
とあった。

希代子氏の弟によると、田中さんは
「残り物を利用して、おいしいものを作るのが彼女の母親譲りで上手だった」
ということだった。

残念なことに彼女のスカルラッティを聴いた事は無い。
想像は充分できる。

さて、GGのスカルラッティはなんとなく気に入っていつも聴く。

哀愁を帯びていて、それでいて張り切っていて、
グールドの呼吸は浅かったのかせかせかしていて........。

彼の作るスパゲティーは、どの程度のおいしさになる?
予測がつくだろうかって?

演奏を聞いて、「この人はきっと料理が上手でない」と思う人は結構いる。
グールドのこのスカルラッティの出来からは
彼はお料理もやれば「きっと上手にできた」のではないかと思う。


Gould/Scarlatti Sonatas (recorded at home)
https://youtu.be/Wo8K3FHHJck?si=SbqNdoxzFm-Uk7M2

ロンドンの親戚から1947年に送られた本
「MY LIFE OF MUSIC by Henry J. Wood」
 14歳のグールドのスカルラッティ@田中先生ご命日_a0019212_12351446.jpeg
裏には当時練習していた曲のグールド自筆のメモがある。
上から、スカルラッティ、ツェルニー、即興曲、ワルツ。
 14歳のグールドのスカルラッティ@田中先生ご命日_a0019212_12330519.jpeg

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# by mhara21 | 2024-02-26 12:00 | エッセイ | Comments(0)

私のplaylist

これは好きな順番で並べたものではありません。
目下「お気に入り10」の一覧です。


1 ブレンデル
Piano Sonata No. 19 in G Minor, Op. 49 No. 1
: II. Rondo. Allegro
https://www.youtube.com/watch?v=fmz2W_f_Bss
私のplaylist_b0071688_13585548.png
2 イム・ユンチャン11歳のシューマン「アベッグ変奏曲」
[錦湖英才コンサート] 2015.10.03
シン・スンミン&イム・ユンチャンピアノ演奏会

3 グレン・グールド 14歳 ショパン「即興曲」
       Young (14 years old) Glenn Gould plays
     Chopin Impromptu No. 2 op.36 in F-Sharp Major. (1946)
https://www.youtube.com/watch?v=Ly8YQCOeitQ
私のplaylist_b0071688_14065202.png

4 田中希代子 ドビュッシー「ベルガマスク組曲」
       田中希代子:ベルガマスク組曲(ドビュッシー)

5 トミー・フラナガン overseas 全曲

6 イム・ユンチャン ショパン「練習曲op25-1」エオリアンハープ
          [FRIX アンサンブル創立演奏会]
          Chopin:Etude Op25、No. 1
7 田中希代子 1955年ショパン、コンクールでのノクターン
       Kiyoko Tanaka – Nocturne in F major, Op. 15 No. 1 (1955)
8 トーマス・シュワン バッハ「平均律全巻」
Bach WTC I Well-Tempered Clavier Book 1
Complete Live Performance - Thomas Schwan, piano
Dallas,TX March 2, 2019
https://www.youtube.com/watch?v=IImakFsEHL8&t=421s

Bach WTC II Well-Tempered Clavier Book 2
Complete Live Performance - Thomas Schwan, piano
Dallas,TX October 15, 2022

9 グレン・グールド モーツァルト「ピアノソナタハ長調K.330」
Gould/Mozart Sonata in C major, K.330 (stereo)
Recorded in New York, January 7-10/1958

10 ハン・ジェミン ハイドン「チェロ協奏曲 第1番」
     17歳の天才チェロ奏者ハン・ジェミンとチョン・ミョンフン指揮
          ハイドン」チェロ協奏曲 第1番」
        生々しいバックステージの現場まで!
         2023年9月1日(金)20:00 /
          芸術の殿堂コンサートホール
https://www.youtube.com/watch?v=nvu1M5vt_FQ

私のplaylist_b0071688_14235846.png

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# by mhara21 | 2024-02-15 21:19 | エッセイ | Comments(1)

ユンチャン・リム 大阪公演2024年2月

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ユンチャン・リム 大阪公演2024年2月_b0071688_19054517.jpeg

その指に 人の心を

ザ・シンフォニーホールでは驚愕の時間が流れていた。
この世に生まれた人間の心の歴史がエネルギーになって聞こえる。

激しいフォルティッシモでは、大地震の時の人々のパニックや建物の崩れる場面や
原子爆弾の実験とその投下など、ホールの天井が落ちてくるような苦しさを
何回も味わう。

そしてピアニッシモではユンチャンの深い集中と同じ静かな喜び。
ショパンのエチュードを奏でるユンチャンの10本の指からは
想像を超える音楽が流れ出る。

音の一つ一つは、それぞれの役割を持つ。
赤ちゃんの指の爪の先で丹念に奏でられた音からは、
息を呑むような柔らかな安らぎのあるエネルギーが
乾いてとげとげした私の心に染み入ってくる。

10本の指は、それぞれが大小のオーケストラやソリストとしてなり響き、
さらには音域が広い歌手の声ともなる。

ユンチャン・リムのショパンのエチュードは、丸ごと人の感情を表している。

私がこれまで聴いた演奏からは、ショパンがこれほどまで
丸ごと感情の作品だと思ったことはなかった。
フランスの哲学者アランは
「愛とは、未来を切り開く人間の本質的な感情」
といっていたが、私にとって愛とはアガペ。
感情を乗り越えたものが愛だと思っていたので、
今回彼の演奏を聴いて初めてショパンの本質である感情の愛に
多くの人が共感することがわかった。

納得のいかない やるせなさ、ふがいなさ、寂しさなどどこでも転がっている平凡な空間からたちまち聴衆を神話の時代に連れて行き、時には未来への扉を開けて見せる。

ステージでの彼は、20人もの芸術の子供を立て続けに産む母親だ。
聴衆は、哲学的思考に導かれると思えば、
他愛のない戯れのくつろぐ次元に遊ばせてもらえる。

こんな才能を神から授かった演奏家、イム・ユンチャン。
彼の緻密なナノの世界と地球を揺り動かすエネルギーは、
人々に解放を与える道筋を示すのだ。

舞台での姿は、完成した体操選手や武闘家のようだ。
格調高い足運びやお辞儀の数々には、偉業を成し遂げた演奏家の成就感はない。
仏教の基本的概念の「中・空・無」そのものの佇まいであった。

私の理解では、目指す人の在り方のうち
「中」は、中庸であること
「空」は、人間が抱く先入観や偏見、固定概念をなくすること
「無」は、一切の余計なもの(想念とか感情)がないこと

ユンチャンはクリスチャンであると聞くが、
今回のリサイタルで東洋と西洋、
仏教とキリスト教が混在する素晴らしさを知った。
ユンチャン・リム 大阪公演2024年2月_b0071688_19141478.jpeg


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# by mhara21 | 2024-02-12 19:06 | エッセイ | Comments(0)

田中希代子生誕92年没後28年によせて



田中希代子さんは、苦労と努力の人生を送られた。
34歳から64歳で亡くなるまでのご病気の苦悩も半端ではなかった。

ここに日本の最高女流歌人の若き日よりの短歌を捧げます。
希代子さんはご自宅のグランドピアノの上には
この美しい女性と並んで撮影された写真を飾っておられたそうです。。 

私も上皇后様は万葉以来の最高の歌人と思います。

最高の美の世界に住まわれる方から慕われた田中希代子さんの芸術も
申すまでもありません。


    今しばし 生きなむと思ふ 寂光に 
           園の薔薇の みな美しく

    彼岸花 咲ける間(あはひ)の道をゆく
           行き極まれば母に会ふらし   
           
    部屋ぬちに 夕べの光 および来ぬ 
             花びらのごと 吾子は眠りて

    きさらぎの 御堂の春の 言触の
              紙椿はも 僧房に咲く

 田中希代子生誕92年没後28年によせて_a0019212_14421091.jpg


田中希代子:ベルガマスク組曲(ドビュッシー)
https://www.youtube.com/watch?v=1_yxaNkb7SE



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# by mhara21 | 2024-02-05 00:00 | エッセイ | Comments(0)