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13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
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不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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田中希代子生誕85年・没後21年に寄せて


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緑色がお好きでいらした田中希代子さんに、
明治生まれの文豪・佐藤春夫の「田園の憂鬱」から一節をお贈ります。
写真はご主人でいらした作曲家の宍戸睦郎さんと。

〜〜〜〜〜
「何をそんなに見つめていらっしゃるの?」
彼の妻が彼に尋ねる。
「うん。あの丘だよ。あの丘なのだがね 」
「あれがどうしたの? 」
「どうもしない...... 綺麗じゃないか。何とも言えない......」
「 そうね。なんだか着物のようだわ」
この丘は渋い好みの御召の着物を着ていると、彼の妻は思っている。

それは緑色ばかりで描かれた単色画であった。
しかしこのモノクロームは、全ての優秀なそれと全く同じように、ほとんど無限な色彩をその単色の中に含ませていた。
そうして見ていれば見ているほど、その豊富が湧き出した。
一見ただの緑色の一かたまりであって、しかもそれは部分部分に応じて千差万別の緑色であった。

そうしてそれらが動かしがたい一つの色調を織りだしていた。たとえば一つの緑玉が、ただそれ自身の緑色を基調にして、しかし、それの磨かれた一つ一つの面に応じて、おのおの相異なった色と効果とを生み出しているありさまにも似ていた。
彼の瞳は、つねに喜んで その丘の上で休息をしている。
「透明な心を! 透明な心を!」   ーーー佐藤春夫「田園の憂鬱」より




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by mhara21 | 2017-02-05 00:03 | 田中希代子 | Comments(0)

田中希代子さんの文章

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田中希代子さんは母上が亡くなられた後、病状が悪化の一途を辿る時に、
フランスから両親に書き送った手紙etc..を全部焼いておしまいになった。

「アルプスの少女」の作者ヨハンナ・シュピリも同じことをしている。
 この慎ましい女性二人は、ご自分にまつわる資料を残して、
後世に名前を残したいと思わなかったのだろう。

ファンとしてはいつも、「田中先生の文章があればどんなに良かっただろう」と思わずにはいられなかった。

先日チュエボーさんのブログで、嬉しい田中先生の記事が2つアップされた。
母上との写真とご本人の文章。そして珍しいカステラの広告写真とつぶやきだ。

文章の内容にも田中先生の知性がそこはかとなく漂っている。
またカステラの甘さに寄せた彼女の芸術的信念には、やはり「少女」という言葉があった。

〜〜〜〜〜〜〜〜

ママと一緒に東京から廿(20)時間汽車にゆられて遠いH市に行った時の事です。
大きな河に面した所に宿をとりました。
お部屋のガラス窓一杯に、秋の日が差し込んで来ます。
籐椅子に凭れて(もたれて)旅の疲れを休め乍ら外を眺めると、田舎の風景がいかにものんびりと、目に映ります。
海も近いのでしょうか、朝夕潮の満干につれて、もやい船が、上に行ったり、下に流されたりしているのも、山の手に住む私には、もの珍しく感じられます。

向う岸では、赤ん坊を背負った人がゆっくりと鍬を動かして居ます。
宿の裏庭の日溜りで、”ちゃんちゃんこ”を着たお婆さんが、筵の上に坐り、一日中根気よく薪を割って居ます。
その単調なリズムが、長閑さを一層増して居ます。
子供がはしゃぐ声が聞こえるので見ると、手前の岸のひたひたと波の寄せる石畳の所で、十才位の男の子が二人面白そうに遊んで居ます。
其所に繋いである小舟に、飛び乗って見たり、船が岸からすうっと離れる所を逆に石の上に伸び映ったりして喜び騒いで居ます。
これも間もなく厭きたと見えて一人が船底に大の字になってねそべってしまいました。
一人は仕方なしに舟縁を覗いて、竹の棒で水を掻き廻して居ます。
楽し相に、見ように依っては
退屈相に時間を過ごして居ます。
都会の私共には考えられない様なこの長閑な環境。

”こんなに暢気に暮らせたらいいなぁ”とふと羨ましくなりました。
でもすぐ一方に”これでいいのかしら? このような人世ではあまりにつまらない”といふ何か物足りない淡い淋しさが心のそこにしみじみと感じられました。

田中希代子

〜〜〜〜〜〜

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  甘さをおさえて弾いてみる
  私は少女に還る
  カステーラファンタジー

      ピアニスト 田中希代子



   チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ



・ショパン・エチュードop25-8
田中希代子 1932-1996

https://www.youtube.com/embed/TFngVxlM30k

・Kiyoko Tanaka – Nocturne in F major, Op. 15 No. 1 (1955)
 1955年ショパンコンクールライブ録音

https://www.youtube.com/watch?v=Ivs28P9CvZQ

・The V Frederic Chopin International Piano Competition 1955
表彰式

https://www.youtube.com/watch?v=0k_EzoytdZ8

・サンサーンスの第5番の協奏曲エジプト風

https://www.youtube.com/watch?v=6ihmN7Bh06Q

・美智子皇后陛下が愛された天才ピアニスト

https://www.youtube.com/watch?v=1-30pCXinDA








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by mhara21 | 2016-10-10 14:08 | 田中希代子 | Comments(0)

田中希代子を聴く

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田中希代子さんのモーツァルトピアノソナタ第11番イ長調を聴いた。
子供の頃から「ピアノピースアルバム」でトルコ行進曲だけ耳にしていたので、
全楽章の田中さんの解釈に触れたのは初めてだった。

その個性、タッチの変化、
微妙なハーモニーの浮かび上がらせ方、
田中芸術の個性である激しい気迫、
田中希代子芸術の全ての元がちりばめられていた。

あまりに個性的なので、グールドを思い出した。
そして彼がこの演奏を聴いたら、なんというかしら?と思った。
「女性にはかなわないよ」 かな。

聴き慣れたトルコ行進曲より、2楽章のメヌエットとトリオをこよなく愛する私は、
その美が私の理想とする弾きたかった音楽そのままだったので、感激した。 

このCDをネットで知る直前、心の中に田中さんのサンサーンスのピアノ協奏曲5番の一節が流れていて、どうしたのかと思っていた。
その理由は知らなかった彼女の演奏を知るまえぶれだったと思う。

田中さんは、グールドと同じで体が弱い方である。
体力的に厳しい現実を抱えて、ピアノを弾いていらしたと思う。
その現実は、しばしば愛聴する私をも脅かせてしまう。

精神力が旺盛(病弱の人の方が精神が研ぎ澄まされ、強いことがある)で
通常、鈍くて大まかな常人が持つ神経とは全く異なる世界に住んでおられる。

今日のビジネス英語で「harsh reality(厳しい現実)」が出た。
この「harsh」には思い出がある。
私自身、手が痛んでいる時のレッスンでは、先生に「harsh, harsh !」(耳障り)と言われていた。

こういう厳しい現実の中で純粋な音楽を求め続けた田中先生の精神の世界は、
かえって耳障りに聴えてしまい、あまり一般受けしないのではないだろうかと考えた夕べだった。

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by mhara21 | 2016-06-09 10:51 | 田中希代子 | Comments(0)

田中希代子さんとコロン劇場 

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今期のスペイン語講座は、スペインだけでなく南米のスペイン語を並行して教えてくださるので、面白い。
このような試みは以前、アラビア語講座でもあった。
この内容は「間違えたって平気」みたいな気楽を生徒に与えるから心が広やかになる。

今日は、アルゼンチン流のスペイン語で、コロン劇場の話が出た。
私はあっという間に田中希代子さんの思い出に包まれた。

田中先生は、世界の三大劇場と言われるコロン(これはコロンブスのこと)劇場でサンサーンスのピアノ協奏曲第5番を弾かれて、大喝采を受けられた。
こうして田中希代子さんの演奏を振り返ると、田中先生はすべてこの世のお別れとして音楽を奏でていらしたような気がする。

その儚さは、心の汚い人には、満足を得るものではなかったろうし、控えめな美しさは、我の強い人々には、物足りなかったかも知れない。
田中音楽内容は、大ラテンである一般大衆を撫でて回すようなスペイン語の雰囲気はしない。
かといって、がめつい強引なお金の、もしくは戦争国家の英語の音もしない。
秘やかな少数民族の稀なる美しい言語のピアノの世界だった。

田中希代子さんに最もふさわしいファンは、美智子皇太后だけであろうと、傍迷惑ファンである私はシュンとしているのだ。
お二人は、きっとお茶目でお笑いが大好きな、伸び伸びしたお嬢さんたちだろうと秘かに思っているけれど....。



サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」 pf田中希代子







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by mhara21 | 2016-05-11 15:12 | 田中希代子 | Comments(0)

ショパン・コンクール

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FMでショパン「前奏曲集」を聴く。
ラファウ・ブレハッチのことは全く知らない。

1. とても若い世代
2. ロシア人でない
3. 伝統を感じるからヨーロッパ系
4. 軽い
5. テクニック&音楽性 バランス良

「さて一体、どういうバックグランド?」と思案しつつ、楽しく飽きずに聴けた。

2005年のショパンコンクール優勝者とのこと。

ショパン・コンクールといえば、かつて日本が侵略したヴェトナム・中国・コリアから優勝者が出ている。

私はコンクール信者ではない。
予選で立て続けに日本人の演奏を聴いた審査員が「育っていない」と評していると聞いた。
音楽の本質をもらって育っている学生が少ないということだろう。
日本人の弾くピアノは人の心からかけ離れているのだろうか?

それでもかつて、1932年生まれの田中希代子さんを優勝者にと強く押した審査員ミケランジェリ氏。
田中ファンにとっては一番好きなお話のひとつだ。



マズルカop50


マズルカop17-4





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by mhara21 | 2016-03-08 16:27 | エッセイ | Comments(0)

田中希代子生誕84年・没後20年に寄せて 

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田中先生が生きていらしたら、2月5日で満84才。
この世を去られて2月26日で丸20年になる。

この数年、先生は夢にも現われて下さらず、淋しい思いで一杯でした。
今年の詩は、用意していたものとは違う事になったのですが、
私にとっては田中先生がソッと選んで下さったように思えます。
今の日本にほとんど消えてしまった人間の知性、欲のない謙虚な心を希代子芸術は、私たちに与え続けて下さる気持ちがしています。

佐藤春夫の訳詩集「車塵集」に寄せられた奥野信太郎氏の序文は、田中希代子氏の残された音楽を讃えるにも匹敵すると思います。
「ささやかなものは佚せられやすい。しかし真実、聡明な魂を有(も)っている人たちはその佚せられやすいささやかなもののみに感じられる美しさを喜ぶ」

 月を浮かべたる波を見て

  寒湖浮夜月
  清浅幾廻波
  莫道無情水
  情人当奈何
        王 微

 冬の湖(うみ)月をうかべて
 さざらなり寄せてよる波
 心なの水とは言はじ
 人恋ふるこころさながら


 霜下の草
  
  年少当及時 
  蹉跎日就老
  若不信儂語
  但看霜下草
        子 夜

 若き命の束の間の
 よろめき行くや老来(おいらく)へ
 わが言(こと)の葉をうたがはば
 霜に敷かるゝ草を見よ

   佐藤春夫訳詩集「車塵集」より

62人の多金持ちが人類の半分、下位35億人分の富を集めている時代。
多くの理由なき貧困と悲劇が、ごくわずがの人々によって作り出されている現実。

この現実に立ち向かえる芸術なんて、あるのかしら?


予想を超えた世界の貧富の格差





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by mhara21 | 2016-02-05 00:00 | 田中希代子 | Comments(0)

田中希代子先生へ 2月26日 ご命日に

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花の色は 霞にこめて 見せずとも 香をだにぬすめ 春の山風

古今集 巻第二(春歌下)良岑宗貞  


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田中希代子先生

19世紀のドイツ哲学者ヘーゲルは著書「美学」の中で、芸術を、物的なものの減少.と表現力の増加から、建築、彫刻、絵画、音楽、詩の5つにランク付けしました。

それが以下の5つ。

  第1芸術 : 建築 
  第2芸術 : 彫刻
  第3芸術 : 絵画
  第4芸術 : 音楽
  第5芸術 : 詩

しかし私は先生の演奏に、この音楽以外のジャンルをすべて感じますので、
そこが4次元の音楽の持つ強みだと思います。
5つの芸術以降、人によっていろいろな物を加える試みがあるそうです。
第6番目に舞踏をいれたり、フランス人は第7に映画を加えたりしています。

しかし文章も音楽も充分に映像効果を持っていますね。

人の心そのものが、芸術活動なのでしょうか?
生きて苦しむことが哲学になり、真の喜びに至るとは、宗教の領域にもなるのかな?

そして、何もなくなる........。




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by mhara21 | 2015-02-26 00:00 | 田中希代子 | Comments(0)

緑陽さんの音楽紀行

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緑陽さんが書かれた
「田中希代子演奏 モーツァルト「ピアノソナタ第12番ヘ長調K.332」を聴く」
を読む事が出来た。
常々、「田中希代子さんのお弾きになった世界を、文章で再現出来ているものを読みたい」と切に願っていた私にとって、最高のプレゼントだった。

緑陽さんは、ベートーヴェンのピアノソナタ全集についても、明晰・真摯・繊細・的確。感覚神経と論理性が常に上品で明瞭なバランスでその本質を書き分けていらっしゃる。たいがい音楽を語る人には、欲と我と見栄がつきものなのに、その手の嫌味が全くない。誠に奇特な人物が遂に現われて下さったものと、神さまに感謝している。
これは「韓国、美しい風景を訪ねて」(原題『韓国の美しい秘境』)の著者イ・チョンウォン氏と全く同じ資質を音楽で展開されたものと思う。

ベートーヴェンのピアノソナタ16番について、作曲当時、徐々に聴覚を失いつつあったベートーヴェンが第2楽章の一部で、その不安と憔悴を表わしている個所を指摘なさっている。
10代の頃、シュナーベルの演奏で病床からコモ湖に連れ出していただいているように感じていた2楽章で、私もどうしてこんな美しい曲想に焦燥が現われているのかしら?と思った事があるフレーズだった。
見事な指摘と思いやり、洞察だ。

映画評論で、梅本洋二先生が「人と映画の話をすると、イライラする」おっしゃったが、私もしばしば人と音楽の話になると敬遠したくなるような文や言葉に出会う。
そんなストレスを一挙に洗い流して下さる緑陽さんの音楽のお話。
細かい事によくよく気づき、現実の事と目に見えないものを感じ取る神経。
そして誰も傷つける事なく表現出来る愛情豊かな取り組みに、心から励まされる。




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by mhara21 | 2015-02-06 18:56 | 田中希代子 | Comments(0)

田中希代子先生へ 83歳の日に 

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春霞 色のちぐさに 見えつるは
たなびく山の 花のかげかも 

古今集 (巻第二春歌下) 藤原興風


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先生、お元気でいらっしゃいますか?
お弾きになったパデレフスキーの「メヌエット」の演奏を思い出しながら、お便りしています。

とても上品なサラッとした香しいメヌエット。ヨーロッパの古城のような格調で、子供の頃、聴いていました。

83才、おめでとうございます。

夜、星を見上げる時、今、お住まいの星からピアノの音が聴こえてくるといいなと思うばかりです。

先日、崔承喜さんの評伝を読みましたが、ヨーロッパや南米等での先生のコンサートの評がいくつも読めるような評伝が出版されると嬉しいと思っています。

先生と崔承喜さんの共通ワードは「ぶっきら棒」。
その他もお二人はそっくりです。

では、またの時に。 ごきげんよう。






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by mhara21 | 2015-02-05 00:00 | 田中希代子 | Comments(0)

グールドと田中希代子

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ほとんどショパンの録音がないグールドとバッハの録音が全くない田中希代子さんは、お互い、いわゆる同じ服を着る事が少ない音楽家。

その中で、モーツァルトのハ短調のコンツェルトは、男性と女性、コンサートを止めた音楽家とコンサートを1年に120回もこなした演奏家の違いが表われ過ぎている。

本来、人を比べる事は無意味かも知れないけれど。

独居・蟄居の龍であるグールドと,赤い靴を脱ぐことが出来なかった少女の違いが表われていて、私には悲しい思い出のCDになっている。

他人の人生や生活、運命をなにも深い所がわからない人間が、あれこれひも解くことは、おこがましいことだと思う。

芸術が人の支えになることだけ信じて、毎日を生きよう。







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by mhara21 | 2015-02-04 00:00 | 田中希代子 | Comments(0)