合い言葉GG
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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Bidu Sayão ビドゥ・サヤン

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私が30歳の時、 13歳の時からのアイドル グレングールドが亡くなりました。
寂しさのあまり、もう当分ピアノを聴くことができないと思いました。
何が他のジャンルのものを...とトロントの図書館で探したら、
一声聞いただけで心を奪われる歌手と出会いました。

好きなところは、 ご自分は少しも上手だと思っていないところ。
1999年10月4日 グールドの命日に、黒田恭一先生がFMで サヤンの特集を組んで下さいました。
嬉しくて黒田先生にお礼の手紙を書きました。
その位日本では知られてない歌手です。

ビドゥ・サヤンは、NYメトロポリタン劇場最多出場のソプラノ歌手です。
ブラジルのフランス系家庭に生まれました。
私の好きなアーン作曲「我が心に翼ありせば」がないのですが、
オペラがお好きな方は、1度聞いてみてください。


動画は少ないけれど、その歌声を聴くことができます。

Bidú Sayão - Madama Butterfly

https://www.youtube.com/watch?v=e_3XwdpyeNo

Bidú Sayão - La Violetera

https://www.youtube.com/watch?v=EZCTYN772w0

BIDU SAYÃO - O MIO BABBINO CARO

https://www.youtube.com/watch?v=LNHf26uNfok

Villa-Lobos / Bidú Sayão, 1945: Bachianas Brasileiras No. 5 - Liederkranz Hall, New York City

https://www.youtube.com/watch?v=2NvNxmqFxdU

Jussi Björling & Bidu Sayão - E il sol dell'anima...Addio addio (1945 live)

https://www.youtube.com/watch?v=NYjANErVM_c

Bidu Sayão in La Traviata

https://www.youtube.com/watch?v=K4hOOZF5ASU

Bidú Sayão - "Veleiro" - Heitor Villa-Lobos

https://www.youtube.com/watch?v=H1q8rfBShdg

Canção do Amor

https://www.youtube.com/watch?v=TkfFd4tcea8


Bidu Sayão - CANTO DA SAUDADE - Alberto Costa

https://www.youtube.com/watch?v=HEKbRMAej7I

Bidu Sayão - Bachiana nº 5 - Cantilena

https://www.youtube.com/watch?v=bLZD0XplYrI

Melodia Sentimental - Bidu Sayão

https://www.youtube.com/watch?v=E9HdClmk9ow


サヤンのことが載っている頁など。

Bidu Sayão wiki 英語版
https://en.wikipedia.org/wiki/Bidu_Sayão

From The Metropolitan Opera Archives:
 A Bidú Sayão Album 1902 - 1999

http://archives.metoperafamily.org/Imgs/BiduSayao.htm
1940年代のコミック「Boasto of Brazil」も掲載されている。

Alchetron Bidú Sayão
http://alchetron.com/Bidu-Sayao-1330509-W

ブラジルのビドゥ・サヤン(1902-1999)ミミなども得意としたサヤンはメトを中心に活躍した歌手で彼女のミミはメト最初の全曲盤LPとして世に出ている。
(http://homepage3.nifty.com/classic-air/feuture/fueture_12.html から)









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by mhara21 | 2016-07-31 13:59 | エッセイ | Comments(0)

後追い日記1986年14・マリーナの苦悩

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#マリーナの苦悩

マリーナと私は、和食レストランで食事をしていた。
「最近の親がよくわからない。昔の生徒の親たちと接していた時と比べると思いもよらないトラブルが起きるわ」
マリーナは深い憂鬱に沈み込んでいた。
「一体、私が何をしたというの? 彼らは美しい音楽を得て、十分上手になったと思ったら、親が必ずおかしくなる」

私は、その原因を尋ねられていると思った。
「時代が一世代変わったのかもしれないけど、昔の優秀児たちの親のレベルが、先生のレベルに近かったのだと思います。彼らは何を感謝して、あなたのレッスンにどんな内容があったか、ずっとよく理解できているから」
「でも、こんな騒動が起きて、一体世間の人は、私と彼らの事、何と言うと思う?」
「多分、『あなたが子供を利用して、子供が先生を嫌い出した』でしょう」
「やっぱり? ロシアでもピアノの先生は女性が多い。反対にヴァイオリンの先生は男性が多いので、同性でない主婦とは問題が起こらないの」
その訳はよくわかった。
自分に何もない母親ほど、子供に賭ける。
そして中身のない人は、自分の子供の出来がいいと威張り出す。
『私の子供が頭が良くて才能があるからこんなに伸びたのであって、あなたの力ではない』とばかりに、立派な先生と張り合うのだ。
その様子は実際に騒動を起こしていた母親たちに車に連れ込まれたり、家に呼ばれたりして、散々聞かされていた。
マリーナはそんな事も少しは知っていた。
「何を聞いたの?」と聞かれたけれど、知らないふりをして、彼女に嘘をついていると思われた時もあった。

私は、静かに切り出した。
「それに私はあなた程、できないところを神経を使って情熱を注ぐ先生がそういないと思っているの。生徒の事を気遣って下さるし、彼らは、他の教師を知らないから、それに慣れてしまっている。出来上がったあなたの生徒を手に入れる教師は、あなたが育てた花をただ摘み取っているだけだと思うわ」
この言葉にマリーナは深くしみじみと頷いていた。

音楽院が、音楽はさておき、欲望と競争のヘドロからメタンガスが発生する場所とは知っていた。また音楽を志す人が、実は心から音楽を愛する事の出来ない人たちだと知るのに、時間はかからなかった。
でもただ好きで上手になりたい一心で希望に燃え、勉強していたので、まさかすっぽりその渦に巻き込まれるとは思っていなかった。




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by mhara21 | 2016-07-15 00:00 | 後追い日記86年 | Comments(0)

後追い日記1986年13・ コンサート本番 (8月)

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#8月 コンサート本番

8月上旬には、美しいスタインウェイがあるエグリントン駅近くの図書館で小さな会が出来た。
ニューヨークから姉も来てくれた。

そして翌日、具合の悪いのをこらえている内に大発作が起きた。
最初はイレウスかと思った。姉がタクシーを呼ぼうとしたが、下宿先のロバートが病院に運んでくれた。ロバートは私をオンブすると「軽いね」と驚いた。

グールドが倒れた時運ばれたトロント総合病院に行った。
実に長い間、姉に待ってもらって病院にいたけれど、
原因は何も分からなかった。

翌日ニューヨークに帰る姉を地下鉄まで見送った。
その足で学校にいくと夏休みで先生達が殆どいなかったけれど会う人毎に
「急に痩せてどうしたの? 大丈夫かい?」と聞かれた。
性懲りもなく、又ピアノを弾いた。
他に何の楽しみもなかったから。




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by mhara21 | 2016-07-01 00:00 | 後追い日記86年 | Comments(0)