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合い言葉GG
by mhara21
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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グールドへのメール27 電磁波過敏症 

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グールドへのメールを1から読む

 2001.4.28

 大型冷蔵庫のお陰で楽しみだったこの部屋が拷問部屋です。なんと浅はかなことをしてしまったのでしょう。広くてカナダみたいなので「グレン」と名付けて、たのもしがっていたのに。
この冷蔵庫は、2人の姉が空間にピタリとはまる大きさで選んで、私としたら、照明が気に入っていた、小さなのを電磁波を懸念して推せばよかったと悔やんでいます。

流しの横にあるので電気イスに座っているみたい。電磁波は器具の横にたまる。丸いものに集まるので頭に来るの。脳の血流を変えるので、あちこちの器官が機能しなくなります。亡霊と戦っているみたい。

 電磁波は風で散るから戸を開けて風が通る部屋にいると疲れるのです。アー!
 早く逃げ出せばいいものを、「けだもの」につかまったように、体がきつくて動けない。この感じは霊魂にやられた時に似ています。ちなみに、電磁波過敏症の人は霊につかれやすいそうです。

 今日は、オックステール・スープに入れようと思っていた飲み残しのビールを捨てられ、もう一人の姉はゴミすら捨てない生き方なのに、片方は、人が要るものまで捨てて歩きます。

 上の姉は相変わらず土日も10:00くらいまで働きます。子供の頃から勉強机に座っている姿しか見たことがない姉です。

 この間TVで、新しいタイプの完全自動乾燥洗濯機を開発した技術者が、奥方のお弁当を毎日2食持って出勤。細長い三段のお弁当箱にお料理が美しく並んでいたわ。洗濯機が壊れたら、ぜひあの製品を買いましょう。
 料理は、あきません。ピアノと同じで下手の横好きです。
 こんなお話し、生涯、料理も掃除もしなかった方には興味のない話題でしょう。

 昔、ジムというCBCの守衛をしていた方が、グールドの車の中がメチャクチャに散らかっていて、すごかったと。秘書のセイディさんには、いつもコーヒーを作ってあげたそうですね。

 極論ですが、自分のこととして私は人間は50才以上生きる必要ないと思っています。昔の人は50才で死ねたから、よかったのです。好きな人々は皆、40代で仕事を仕上げて亡くなった人ばかりです。ニーチェ(実際に亡くなったのは、55才ですが45才で気が狂う)、D・H・ロレンス、先にあげた日本人男性3名も早くに亡くなっています。

 ブレンデルは現在世界最高のピアニスト。にぶくなくて知性派の代表格です。それでも天才のうぶ毛には、かなわない。k.570の変ロ長調のソナタでは、ジャズの潮風風にオリジナルから、少しアドリブをつけて音を変えていますが、それすらグレインジャーのジャズの潮風には、かないません。実は兄がブレンデルにそっくりなの。

 さあて、グールドはグレインジャー好きでないでしょう?背骨がガタガタして鼻を押さえる程、妙な匂いなのでは?

 この間、7才の少女と一緒に「ソロモンの雅歌」を聴きました。
 「これは彼氏と聴きたい曲だわ。いい気持ちになって、幸せになって、彼氏がキスしてくれるの」
 私もとにかく気持ちが良くなって何がなんだかわからなくなるの。歌詞を見て、なるほど。
 正に「谷間のゆり」的音楽。(シャロンのバラがチューリップであろうと言われているのは知ってる? チューリップはユリ科ね。)

 ところが、これをかけていると兄が、
 「さっきから妙なものばかり聴いているな。気色が悪いから早く消せい!」

 人って、好みが様々。要するに合えばいいのです。

 ところで、グレインジャーの晩年の写真。1922年4月30日、飛び降り自殺した母親のローズさんがついているみたいですね。隣に一目惚れした美形のエラ夫人が付き添っているから、グレインジャーは様になっているけど。水木しげるの妖怪みたいなグレインジャーの写真は、そしてリューマチ系の関節の形の指には、心に残るものがあります。

 グールドとグレインジャーは、共にママっ子であること以外、似ているところがありません。ブゾーニを驚愕させた才能のグレインジャー。グールドだって早く生まれていたら同じくらい、驚かれたと思いますが・・・。
 合い言葉「GG」


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by mhara21 | 2006-12-03 10:34 | グールドへのメール | Comments(0)
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