合い言葉GG
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。 属性はシャーマン。 ☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状 不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。 ☆このブログの本拠地は 海峡web版 です。 グールド、並びにグールド家からのプレゼントはこちら。 グールドのサイン入りレコード もう1つのレコード グールドの本とそのメモ書き パパグールドさんのご本 ☆グールドおよび後追い日記に関係のないトラックバックやコメントは削除する場合があります。 カテゴリ
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グールドへのメール20 調性と色彩2001.4.19 こんにちわ! 日本では初夏の陽ざしです。 お墓の雪は、もうすっかり溶けたでしょうか? 今年はどんな人々がお墓にいらっしゃるのでしょう。はるばる世界各地から、グールドに慰められた人たちが、色々な思いでグールドとお話することでしょう。 いつか、みなの気持ちを知ってみたい。 春にはあのカナダらしい大柳が、風にふかれて左右に揺れている姿に、カナダの大きさがよく表れていました。色が金色で柳といえば緑のしか知らなかった私には不思議な眺めでした。 久しぶりに家に戻ると植物に密着できる生活が待っています。 世の中に「植物系のピアニスト」は滅多にいないと思わない?青みがかった黄色の花に「ニ長調は黄色」のグールドの言葉を思い出します。「ハ長調は白」にも賛成です。 「黄色」は、マリリン・モンローが好んだ色だそうです。ドイツ人のイメージする太陽は、黄色だそうですね。トーマス・マンが小説「ブッデンブローク家の人々」の中の「風景の間」で描写する「抑えのきいた。やわらかな淡黄色」。 黄色はドイツやウィーンの宮廷でロイヤル・イエローまたはマリーア・テレジア・イエローと呼ばれる高貴な色彩だそうです。 たとえばモーツァルトの作品からニ長調ばかり選んで、ハ長調の作品と比べると調性の色合いは、よくわかるかな? 一口にはいえないけれど、ニ長調は明るい。おっちょこちょいの曲が多いように感じる。 源氏物語は、「玉鬘」の巻に「梅の折枝、蝶、鳥、飛びちがひ(たる)唐めきたる白き浮文に。濃きが(紫色)、つややかなる具して、明石の御かたに」とあり、光源氏の見立てた明石上への正月用の着物に明石上の気高い人柄を想像して紫上は「こしゃく」に思い、心を乱されるところがあります。このお話は「白」と「紫」のコンビの特質を言い当てていますね。 ハ長調のスケールが一番弾きにくいという人がいます。ハ長調の曲に白が出るのならどの調性が紫色の音を染められるかな? 難しそう。 ところでグールドの音の世界に色彩がないことはよくいわれることです。 これは、モノクロ映画、しかも「砂の女」を愛したグールドの好みが表れているのでしょうか? 音に色をよく見る私でもグールドの音に色彩を感じたことはありません。サラサラした、カットの美しい形としての音なら、よく見えます。 モノクロで色の想像する方が与えられた色より、すごい色合いを自分が作れるおもしろさもこの頃、わかってきました。映画も色つきより白黒の方が気が散らないで観れます。だんだんグールドの考えに染まってきました。 グールドのお好きな「ヘ短調」は、私にはユダヤ色です。ヘ短調のことを「この調性は、錯誤と安定、高潔さと嫌らしさ、灰色とうっすらした色合いとのあいだに位置し、自分の性格を表している」とおっしゃておられますね。よく言えていると感心します。 「ヘ短調」は、「セクシー」な香水のようです。 グレインジャーの好きな嬰ヘ長調はシルクのような光沢のある調ですね。この半音につぐ半音の関係。半音は「ジョーズ」のサメが登場する時にドキドキハラハラするようにバックミュージックとして使われています。短2度の波乱。もう半音上のト長調では、知性暖色情念寒色のバランスが好きです。ト長調は「家庭」を象徴する範囲で和みがあります。 さて、日本は南北に長いので桜前線がS先生のいらっしゃる青森に行き着いたころでしょうか? この北・南でも一家言をお持ちのグールドさん。完全な北方志向の方なのにシャーマニズムに理解力をお持ちなのは、芸術家としての直観なのですか? シャーマニズムとは、元々南で始まったものだそうです。 日本では、秋田の瞽女(シャーマン)は筑前琵琶が北へ上がったもの。津軽三味線のルーツは筑豊。イタコは、京都のイタクと最近学んだシャーマニズムは桜前線のように南から北へ上がっています。(それでは南のないカナダのシャーマニズムは、どうなっているの?) 五木寛之さんのお話では、神近市子の市子はイタコの別名で九州の人。宮崎の「おしら様」は南方のシャーマン。それがサラセンまで行く。 「ちゅらさん」の「おばあ」も南方のシャーマンの雰囲気。年を取ったらあんな「おばあ」になりたい。 ちょこまかメールを送ることは文章の劣化を促すことになりそう。 お返事もないことだし、「アキスト・ゼネコ」にはマリリンの名も出ているわ。支離滅裂が始まっています。 お返事が来る人にメールを送っていいですか? 夢で教えて! next グールドへのメール21へ **********************************
by mhara21
| 2006-11-02 11:14
| グールドへのメール
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