合い言葉GG
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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後追い日記82年32・グールドの言葉 はじまり

後追い日記82年を1から読む

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#グールドの言葉 はじまり

「ハーイ!こんにちは、やっぱり気付いてくれたのだね。さすがだよ。
僕、こちら来てからずっと興奮状態なんだ。僕が信じていたテレパシーや魂の世界が思ったとおりだったので満足している。

そして、僕のこの世での最期が突発的であったことも感謝で一杯なの。考えても見てごらん。人に体を触られるのが嫌な僕が、病院に寝たきりで生きるなんて。生きていた頃より『自由』なの。薬で管理しようとして壊してしまった体を、捨てられたこと、解放だったんだ。

世界中の人々から心の便りを受け取っている。
『グールドさん、ありがとう。あなたの音楽でどれだけ励まされたか知れません。
どうか天国でゆっくりお休みください』
思っていたより沢山の人々が心の中で僕のこと思っているの。生きていた時も幸せだったけれど、地上を離れても幸せだ。

どこへでも思う所に行ける。さっきはサウスウッドの家を思った。その瞬間、サウスウツドの居間に行く事が出来た。そこへ音楽院からマコの電話がかかってきた。
思い出した。父から君のことを聞いたこと。あまり興味がなかったけれどレコード5枚にサインして届けたよね。

面白かったよ、君を眺めるのは。一生懸命二ーチェの話をしていたでしよう? 
『グールドの事を思いすぎて、グールド殺してしまったのではないかしら?』
『そんなことないわ。『愛』は決して人を痛めないものよ』
『こんな気持ちは愛なんかじやない』
というやりとり、おかしかった。

いい人だと思った。
でも君は僕がコンタクトをとろうとすること、君は少しも喜んでいない。時々聞こえない振りをしたり、頭を左右に振ったりするのは何故?もっと喜ぶと思ったのに。

学校に戻り練習する君について行くことにした。
こんなにそばにいるのに僕の死んだこと、『トロントに2度と太陽は登るまい』とまで悲しんでいるのが心外で……。
15日の追悼式、来るでしよう? 僕の事思ってくれるのは心底嬉しい。

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ごめんね、下宿にまでついて来て。話し相手が欲しいんだ。僕の声を聴ける人は君しかいないもの」

「グールドさん、もしあなたが本当にグールドさんだったら、私の所へ来て下さってありがとう。
だけど私、霊魂にからかわれるのは嫌なの。そこいらの無縁仏がグールドに成り済まして、ある事ない事言っている気がして。あなたがお喋りで早口なのはレコードやTVで知っているわ。
でもそれも真似できるものでしよう? もう疲れているの。よかったら明日、逢いませんか?」


マコとグールドとのおつきあいが始まった。 キラキラ輝やくグールドは、しばらくの間、愛深くマコを見守ってくれた。

でもそれは音楽院の生徒になってマコの生活環境が激変した時のこと。勉強に夢中のマコには重荷であった。
グールドの温もりは、最初のレコードを聴いたときから感じられた。だから、霊になって来ているとしても『温もり』は変わるところがない。

夜、寝床の中で、言ってみた
「グールドさん、コーヒーお好きでしたか? もしよかったら、私が飲む時、飲み残しでよかったら、少し残すようにしましようか?」

なんとも失礼な供養の方法だったけれど、それ位なら出来る。その位グールドは気さくだったから、タガが外れて変な申し出をしたのかもしれない。
以後、マコはずっとコーヒーを飲み残して彼のためにと差し出していた。普通の霊魂なら『バカにするな』と怒ったかもしれないけれど、グールド氏は寛大だった。



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↓ 追悼式のプログラム全部が見られます。
Program of "In Memoriam Glenn Gould "Oct.15,1982へ 




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by mhara21 | 2006-08-08 10:16 | 後追い日記82年 | Comments(1)
Commented by mhara21 at 2006-08-13 21:58
1982年10月15日の追悼式のプログラム。
表紙とそのアップ、そしてその中身一部です。モニカ
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