合い言葉GG
by mhara21
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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後追い日記81年37・住み込みベビィーシッター

後追い日記81年を1から読む

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#住み込みベビィーシッター

ある晩マルセイラに電話する。
「マルセイラはロングアイランドの父親の所に帰ったわよ。あなたは誰かベビーシッターを知らない?」
「お宅にピアノはありますか?」 
「あるわよ」
というわけでゴドウスキー家の奥さんと会う。
週給20ドルでこの住み込みの仕事をすることにした。子供3人のベビーシッターである。

場所はノースヨーク市。地下鉄ドンミルズの駅からバスに乗る。
マコは数霊術から、9番地の番号に不吉な予感がした。案の定、その後の40日のひどさったら!

下の女の子2人は、次の日からどちらが新しいベビーシッターの愛を獲得するかで競争する。
二女のローズマリーは1日中歌を歌っている愛敬のよい子で3才。
父親に似た特別大きいクリスタルのような目のローズマリーは、朝、目が覚めると1番に「マコはどこ?」と聞く。
夜の添い寝は天国。羽二重モチのような肌の持ち主のローズマリーはどこまでも柔らかく体を押し付け、とっておきのキスを最愛のベビーシッターにサービスする。
かと思うとマルセイラが教えたスペイン語で1から10まで数えてみせる。

「興奮してして大きな声を出すとお姉ちゃんが怒りに来るよ」
と助言したのも束の間、すっとん狂な声を出す。
「リ、リ、リサ!!」

見ると長女のリサが亡霊の様にベッドサイドに立っている。
「ずるいわ、ローズマリーと寝るなら私とも寝てよ」

それではとリサのベッドに移動する。
リサの体は秋のオンタリオ湖のように冷たく、30cm離れてソッポを向いて寝てしまう。
これでもマコと一緒に寝たいの?
ローズマリーの濃厚な表現に慣れたマコには、物足りない。

リサが、朝顔型のコップでピンクのレモネードを飲む。口の両端から頬にかけて、ピンクのカイザル髭が付く。話していてもその髭が可笑しい。

ある日のことリサが、「ロビンソン夫人は今朝、お亡くなりになりました」
と言ってくれと頼んできた。
「どうしてそんなこと言わないといけないの?」
「どうしても言って欲しいの」
そのセリフを喋べると、突然リサは「ウォーン」と激しい身振りで号泣する。西洋のガキってどうしてこうドラマチックなのだろう。



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by mhara21 | 2006-05-18 13:22 | 後追い日記81年 | Comments(0)
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