合い言葉GG
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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後追い日記81年22・アレルギー

後追い日記81年を1から読む


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#アレルギー

広い教会堂のステンドグラスのある薄暗い部屋はお化けが出てきそうで少し怖い。
練習に打ち込んだ3日目にアレルギー発生。顔を少し下に向けただけでジンジンした。何かやろうとするとすぐにこれだ。

小学生の頃、1日学校へ行くと1日休み、珍しく2日続けて行くと、その後3日間休んだ。あの時と体力が変わっていない。
中学生になって3日続けて通学したら全身に昼夜の別なくジンマシンが出て、夜も眠れなかった。
ある霊能者が「先祖の墓が草むしている状態を表わしていた」と解釈したが、今では先祖の墓はきれいになっているはずである。

せっかく練習の手はずが整ったのに‥‥。
下宿でポツンと寝ていると、小学生の頃、母が作ってくれた座布団が浮かんだ。灰色のサージのスカートをほどき、四角の布と小さな長方形8本のハギレにする。大きな布の角のところに「たんぽぽ」「スミレ」「チューリップ」の刺繍。チューリップは2色、スミレの花芯には濃い黄色。「たんぽぽ」はすこぶるグーなデザインで花の姿を見ていると綿毛が飛びそう。最後の一角には、母が創造した花を刺した。
彩りと才知、勇気と愛おしさをデザインして、マコの人生の花道を心豊かに表現した。

少し太めの赤の刺繍糸でレースを編んで布を繋ぎ合わせた学校用の座布団は、マコの代わりに学校で授業を受けてた。
ときどき登校すると級友が
「原さんの座布団、掃除で机と椅子を動かす時、いつも落ちるねん。そやから誰かが拾って、又椅子の上に乗せてるよ」
給食のパンは一番近い同級生がマーガリンと共にわら半紙に包んで届けてくれた。
座布団は童話本。価値観は「矜持心」。
「体が悪くても生き抜く、誇りをお持ちなさい」。

マコの母は、ヘリオトロープの匂い。とてもお茶目。グールドの事を「グレグルちゃん」「グルチッチ」と呼び、「かわいいわね」「得意になっている」と同級生のように話す。

俗気のない人で、蝋梅(winter sweet)の花の香りが尼寺の障子に移るような趣があった。花を愛し、普通なら花が咲かない様な小さなチューリップの球根から、小指の先の様な花を咲かせていた。亡くなってからも、庭の思いも掛けない所でチューリップが自然に咲く。原種のサイズである。声は春先のヒバリとウグイスの二重唱で、果物でいうとやさしく柔らかで芯がしっかりとしたクリームと肌色ピンクの「桃」だった。

子供がフランキンセンスのような自立した人に育つのを夢とした母が、半年先にガンで亡くなると知らされた娘たちは「眼鏡は買ったばかりで歯も直したのに元が取れない」と言いあった。

母は、「家の中の仕事が出来ると人の幸せに役立つ」とマコに料理を仕込んだ。
50〜60の低血圧で学校にいけないマコがやっと動けるようになる夕方、お使いに出した。
「1日に1度は外に出なければいけないよ」

それでマコは、級友たちに見とがめられる。
「病気じゃないのに学校に来ないのね」

「あなたは、学校に行ける程元気じゃないだけ。体調が少しでもいい時に仕事をすることの方が大切なの」
これが級友や稀に出くわす先生の驚きに閉口するマコへの言葉。


母の作った教会用バッグ2つ

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by mhara21 | 2006-05-01 09:39 | 後追い日記81年 | Comments(2)
Commented by mhara21 at 2006-05-04 23:05
残念ながら、文中の母の作った座ぶとんは残っていない。
代わりに日曜学校に行く時の聖書と賛美歌を入れて行く袋が残っているのでアップしよう。サイズがわかるように文庫本を横に置いてみた。
ステッチがわかるように、図柄を大きくしてみた。
布と針を持ったら、下書きもせずにどんどん刺繍を始める。
それが母のやり方だった。
この他にも、いろいろあったっけ。
幸せな事でした。  モニカ
Commented by toshi at 2006-06-08 00:18 x
"広い教会堂のステンドグラスのある薄暗い部屋はお化けが出てきそうで少し怖い。" hmm...you mean ghost?
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