合い言葉GG
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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後追い日記81年4 ・大山家

英語版1981年日記  ← クリックすると一覧が出ます。
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後追い日記81年を1から読む

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#シアトル経由でヴァンクーヴァーへ 

太平洋上を飛んでいると、過去のいくつもの出来事が心の中に飛ぶ。

− 元気になれてよかった −

うずく体であるけれど夢にまで見た国カナダはもうそこなのだ。
シアトルのタコマ空港で、ヴァンクーヴァーに住んでいる大山氏の出迎えを受ける。
買い物をしながら、車で国境に向かう。

カナダ入国の時、すったもんだの騒動が起こった。
片道切符しか持っていなかったため、中国系の女性係官にカナダに居座るつもりだと思われたのだ。

「何しにカナダにいらしたの? 帰りの切符がないのはおかしいですね」

「あの・・グールドというピアニストに・・」
空の上を飛んでいたときの元気はない。

「ともかく人の国にふらふらと来て長居しようとしても働いたらいけないの、わかっているでしょうね」

「グールドは変人で人に会おうとしません。だからいつまでいることになるか、そんなことわかりません」

「何をおっしゃっているのか、私にはさっぱりわかりません」
と、キンキンカンカンやられて、ようやく6月末まで3ヵ月のヴィザがもらえた。


車は海外の風景の中を進んで行く。すべてが広やかでゆったりしている。自然も多い。思った通りストレスのない空間。ここなら少し元気になれるかもしれない。

車が大山家の台所の入口の前で止まる。勝手口の階段を上がる。きれいにペンキが塗ってある。裏庭も広い。大山氏の奥さん、5歳と3歳の年子の男の子と夫人の母上が待っていて下さった。

大山さんのお宅  裏庭から
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横の道路から
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裏庭の先のガレージ
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大山夫人「あなた体が弱いと思いこんでいただけじゃない?」 
 (ほら始まった)

「だって病気だったらカナダにこれないでしょう?」
 (この上に何を言い出すかな?)

「もっと元気のなさそうな人が来ると思っていたの」
 (踏ん張って生きているのよ)

「みんな来るのを待っていたのよ」
「ありがとう」

客用の部屋は階下(半地下)にある。天井に近い窓からは前庭の土と植物がよく見えた。植物の茎の所を下から上へ見る、これは今までにあまり経験したことがない眺めだ。

近隣の家の庭先にはチューリップの花が咲き誇っている。隣人宅に遊びに行くとあかんぼうの孫が沢山遊びに来ていた。

「私ね、2歳以下の子供の世話するのが大好き」

「そうかい、私は15歳以上の女の子の世話をするのが好きだよ」

「これからトロントにグールドっていうピアニストを訪ねて行くのだけれどグールドは会ってくれるかしら?」

「大丈夫だよ、あんたみたいな人には会ったことがないっていうさ。よくひとりでここまで来たなぁ、長い間病気していた人には見えないよ」



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by mhara21 | 2006-04-06 17:12 | 後追い日記81年 | Comments(1)
Commented by mhara21 at 2015-08-03 16:40
写真の日付は、後日の撮影のため、日記とは違っています。
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