合い言葉GG
by mhara21
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☆マサコのプロフィール
13才のときにグレン・グールドのピアノに 出会う。以来抱き続けたグールドに会うという夢を追って28才でカナダへ。後追い日記はその記録である。
属性はシャーマン。


☆ミクシに習って、ぬさんからの紹介状
不在の幻影から愛するひとを救い出し、グーグルキャッシュの中に愛のエクリチュールを刻印しつづける、GGの恋人。二人はもう触れあうことができないが故に永遠に惹き付けあうことができる、まるで恒星と惑星の関係のような、あらゆる恋人が夢見るユートピアに住むひとです。


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田中希代子生誕85年・没後21年に寄せて


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緑色がお好きでいらした田中希代子さんに、
明治生まれの文豪・佐藤春夫の「田園の憂鬱」から一節をお贈ります。
写真はご主人でいらした作曲家の宍戸睦郎さんと。

〜〜〜〜〜
「何をそんなに見つめていらっしゃるの?」
彼の妻が彼に尋ねる。
「うん。あの丘だよ。あの丘なのだがね 」
「あれがどうしたの? 」
「どうもしない...... 綺麗じゃないか。何とも言えない......」
「 そうね。なんだか着物のようだわ」
この丘は渋い好みの御召の着物を着ていると、彼の妻は思っている。

それは緑色ばかりで描かれた単色画であった。
しかしこのモノクロームは、全ての優秀なそれと全く同じように、ほとんど無限な色彩をその単色の中に含ませていた。
そうして見ていれば見ているほど、その豊富が湧き出した。
一見ただの緑色の一かたまりであって、しかもそれは部分部分に応じて千差万別の緑色であった。

そうしてそれらが動かしがたい一つの色調を織りだしていた。たとえば一つの緑玉が、ただそれ自身の緑色を基調にして、しかし、それの磨かれた一つ一つの面に応じて、おのおの相異なった色と効果とを生み出しているありさまにも似ていた。
彼の瞳は、つねに喜んで その丘の上で休息をしている。
「透明な心を! 透明な心を!」   ーーー佐藤春夫「田園の憂鬱」より




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by mhara21 | 2017-02-05 00:03 | 田中希代子 | Comments(0)
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